- opening..
- 浜田省吾
- Best 30
- I am a father
- 悲しみは雪のように
- 路地裏の少年
- 19のままさ
- 彼女はブルー
- 夏の終わり
- 詩人の鐘
- 恋は魔法さ
- 初恋
- 我が心のマリア-Maria-
- DARKNESS IN THE HEART(少年の夏)
- SILENCE
- サイドシートの影
- MY OLD 50’S GUITAR
- 君の名を呼ぶ
- モノクロームの虹
- AMERICA
- 光と影の季節
- A NEW STYLE WAR
- 愛の世代の前に
- 日はまた昇る
- THEME OF FATHER’S SON-遥かなる我家
- MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ-
- 生まれたところを遠く離れて
- BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗)
- もうひとつの土曜日
- J.BOY
- こんな気持ちのまま
- MONEY
- 光の糸
- まとめ
- ending..
opening..
こんにちは。もうすぐ55歳犬好きギター少年 mitsuru..です。
本日も<wonderful wonder words>にお越しくださいまして誠にありがとうございます。
今回は音楽のジャンルから、私の大好きなロックボーカリストでシンガーソングライターの
浜田省吾さんの特集、題して!
『友よ共に… 俺とお前の浜田省吾 ALL SONGS MY BEST 30』
を届けしたいと思います。
1974年にプロのミュージシャンになって今年で50周年、そして1976年のソロデビューから48周年を迎えた大御所ロックシンガー浜田省吾さん。
これまでの歳月、長きにわたる道の上で放たれた綺羅星の如くの名曲達。
今もなお多くの人々の心の琴線を揺らし続けています。
私はこれまですべての曲を聴いたことがなく、胸を張ってファンとは言えないでいました。
そこでこの機会に改めて全曲を聴いてその中から私が特に愛して止まない、または大好きになった楽曲をランキング形式で綴って行くことにしました。
果てなき長い旅になります。
友だけでなく、みなさん。
私の ON THE ROAD どうか一緒に走ってください。
浜田省吾
年齢とキャリア
その前に浜田省吾さんについて少し触れたいと思います。
年齢とキャリアについて、現在も活躍されている同世代の大御所ミュージシャンとの比較対象です。
●年齢(2024.07.15現在の満年齢)
浜田省吾さん:1952.12.29(71歳)
小田和正さん:1947.09.20(76歳)
沢田研二さん:1948.06.25(76歳)
井上陽水さん:1948.08.30(75歳)
矢沢永吉さん:1949.09.14(74歳)
中島みゆきさん:1952.02.23(72歳)
甲斐よしひろさん:1953.04.07(71歳)
松任谷由実さん:1954.01.19(70歳)
世良公則さん:1955.12.14(68歳)
大友康平さん:1956.01.01(68歳)
桑田佳祐さん:1956.02.26(68歳)
佐野元春さん:1956.03.13(68歳)
長渕剛さん:1956.09.07(67歳)
ASKAさん:1958.02.24(66歳)
玉置浩二さん:1958.09.13(65歳)
●キャリア(メジャーデビューから2024年の周年)
浜田省吾さんは1972年にロックバンド「愛奴」にDr,Per,Voとして加入。
1974年に同郷の先輩である吉田拓郎さんのバックバントとして活動を開始し、1975年の5月にレコードデビュー。
1975年にバンドを脱退し、1976年4月にソロデビューを果たしました。
浜田省吾さん:1975.05.01【愛奴】(49周年)/1976.04.21【ソロ】(48周年)
小田和正さん:1970.04.05【ジ・オフ・コース】(54周年)
沢田研二さん:1967.02.25【ザ・タイガース】(57周年)/1971.11.01【ソロ】(53周年)
井上陽水さん:1969.09.01【アンドレ・カンドレ】(55周年)/1972.03.01【ソロ】(52周年)
矢沢永吉さん:1972.12.20【キャロル】(52周年)/1975.09.21【ソロ】(49周年)
中島みゆきさん: 1975.09.25(49周年)
甲斐よしひろさん:1974.11.04【甲斐バンド】(50周年)
松任谷由実さん:1972.07.05【荒井由実】(52周年)
世良公則さん:1977.11.25【世良公則&ツイスト】(47周年)
大友康平さん:1980.03.21【HOUND DOG】(44周年)
桑田佳祐さん:1978.06.25【サザンオールスターズ】(46周年)
佐野元春さん:1980.03.21(44周年)
長渕剛さん:1978.10.05【再デビュー】(46周年)
ASKAさん:1979.08.25【チャゲ&飛鳥/飛鳥涼】(45周年)
玉置浩二さん:1982.02.25【安全地帯】(42周年)
年齢・キャリア共に、ほぼ中島みゆきさん,甲斐よしひろさんと同期で、
桑田佳祐さん,長渕剛さん,ASKAさんより少しお兄さんになります。
出身地
浜田省吾さんは、広島県・竹原市出身だそうです。
他に広島出身のアーティストは…
吉田拓郎さん(広島市)=浜田省吾さんの師匠的存在
矢沢永吉さん(広島市)、西城秀樹さん(広島市)、世良公則さん(福山市)、吉川晃司さん(安芸郡)
奥田民生さん(広島市)、森友嵐士さん<T-BOLAN>(府中市)などの方々です。
アーティストとしての特徴
①主題の豊富さ
一途で心優しい主人公が登場するラブソングの他に、自身の青春時代からその後の人生の軌跡,家族(特に父親)や故郷、戦争や核,米軍基地、世界情勢、戦後教育までにも及びます。
②曲調の豊富さ
心の琴線を締め付けるようなバラードから、ロックテイスト満載のかっこいい曲、メロディアスなダンスナンバーに至るまで多種多様です。
③versionの豊富さ
定期的にリリースされるcover-AlbumやAlbumにはないsingle version、そしてリマスターやリメイクも多くあって、その都度別の味わいのversionやサウンドで楽曲を聴くことができます。
④歌唱力の高さ
唯一無二の独特の渋くて深い声で静かなバラードから激しいロックナンバーまでどんな曲でも見事に歌い上げられています。
日本語だけでなく英語も大切に丁寧に発声・発音されます。
⑤その他
テレビに出ない。いつもサングラスをかけている。ご自身の職業を「シンガーソングライター」だと言う。など。です。
Best 30
それではランキングを発表して行きたいと思います。
I am a father
1 | I am father |
収録 | ①『I am a father』(2005.06.08)<36th single> ②『My First Love』(2005.07.06)<16th Album> ③『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09)<Best Album> ④『Dream Cather』 (2015.01.14) <mini Album>:2015 Version |
感想 | 1位は『I am a father』です。 今までずっとこの曲が私の中の1位でした。そしてこれからもずっと1位であり続けることでしょう。 これ程までの家族愛をロックテイスト満載の曲調に乗せて一つの物語に昇華させたこの曲はまさに浜省さんの最高傑作だと思います。 冒頭のコーラスからラストに至るまで、これまでどれだけ感動で胸を震わされて来たことでしょう。 プロモーションビデオも涙なしには見られません。 mini Albumの『Dream Catcher』のバージョンよりもやはりオリジナルバージョンが最高です。 |
悲しみは雪のように
2 | 悲しみは雪のように |
収録 | ①『愛の世代の前に』(1981.09.21)<7th Album> ②『悲しみは雪のように』(1981.11.21)<14th single> ③『悲しみは雪のように』(1992.02.01)<23th single>:Single Version ④『The History of Shogo Hamada “Since1975″』(2000.11.08)<1st Best Album>:Single Version |
感想 | 2位は『悲しみは雪のように(Single Version)。 1981年発表のオリジナル曲が1992年のテレビドラマ『愛という名のもとに』の主題歌としてリメイクされ大ヒット曲となりました。 穏やかな曲調の中に相手を労り包み込む強い愛情が溢れています。 『ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”』のライブでの観客を叫びの合唱に誘うシーンには鳥肌が立ちます。 私はやはりリメイクされたnew versionの方が好きです。 オリジナルの名残で最後の”誰もが”の言い回しを少し変えるところなんてもうたまらなく大好きです。 |
路地裏の少年
3 | 路地裏の少年 |
収録 | ①『路地裏の少年』(1976.04.21)<1st single> ②『生まれたところを遠く離れて』(1976.04.21)<1st Album> ③『路地裏の少年』(1986.07.16)<20th single>:12inchi full version ④『J.BOY』(1986.09.04)<10th Album>:full version ⑤『The History of Shogo Hamada “Since1975″』(2000.11.08)<1st Best Album>:1st single version |
感想 | 3位は『路地裏の少年』。 浜省さんのデビュー曲にして揺ぎ無き代表曲。 ご自身の16歳から22歳までの青春時代の場面場面を決して謳歌することなく切々と切り取って行く様に共感が止まりません。 私は発表当初にはなかった21歳の歌詞が追加されたfull versionが大好きです。 故郷の母親に初めて手紙を書く場面には胸が熱くなります。 アルバム『J.BOY』のロック色強いversionが一番好きですが、今回の企画で初めて聞いた12inch singleのversionもオリジナルに近いフォーキーなアレンジで大好きです。 |
19のままさ
4 | 19のままさ |
収録 | ①『J.BOY』(1986.09.04)<10th Album> ②『EDGE OF THE KNIFE』(1991.09.01)<3rd self-cover Album> ③『The Best of Shogo Hamada vol.2』(2006.08.09)<Best Album>:Remixed in 1999 |
感想 | 4位は、名盤『J.BOY』の中でも特に美しい輝きを放つ『19のままさ』。 穏やかな曲調の中に切なさがいっぱいに詰まった名曲中の名曲です。 この曲のようにいつも心の中で流れているような、そしていつも心を癒してくれているような楽曲はそう多くはありません。 そして今聴けば胸が熱くなり、今歌えば涙があふれることでしょう。 予備校に通う主人公が次曲の『遠くへ-1973年・春・20才』で大学に合格する展開には否応なくあの頃の自分を重ねてしまいます。 『EDGE OF THE KNIFE』のself-cover versionも見事なアレンジでまた違った味わいがして大好きです。 |
彼女はブルー
5 | 彼女はブルー |
収録 | ①『青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~』(1996.11.11)<14th Album> ②『The Best of Shogo Hamada vol.1』(2006.08.09)<Best Album> |
感想 | 5位は『彼女はブルー』。 浜省片想いソングの王道的楽曲。 浜省さんの歌の世界に出て来る一途で内気な少年。 決して心を打ち明けない。断られたらもう二度と会えなくなるから…って何て切ないんでしょう。 曲が進むにつれ、主人公のますます弱くなって行く心情の細かい移り方が見事なまでに描かれていて、もう感情移入が止まらなくなります。 収録アルバム『青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUESKY~』が明るい雰囲気を持っているので、余計にこの楽曲の切なさが引き立っています。 この後の未来、主人公は同じような心持ちで『君の名を呼ぶ』ことになるのでしょうか。 |
夏の終わり
6 | 夏の終わり |
収録 | ①『誰がために鐘は鳴る』(1990.06.21)<12th Album> ②『ROAD OUT “TRACKS”』(1996.02.29)<Compilation-Album>:リメイク ③『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09) <Best Album>:リメイクversion |
感想 | 6位は『夏の終わり』。 浜省Road Movie Songの名曲中の名曲です。 穏やかで静かな曲中の中に主人公の溜息が風に乗って聞こえて来るようです。 一体どんな悲しい出来事があったのでしょう。 同じくRoad Movie Songの『AMERICA』と共鳴するような悲しみと切なさを感じます。 どちらが先か後か分かりませんがきっと同じ主人公に違いない。 リメイク版では、泣きのスライドギターの比重が一段と上がり、より一層この曲の切なさを引き立てています。 夏の終わりの国境線。何度も何度も訪れたくなります。 |
詩人の鐘
7 | 詩人の鐘 |
収録 | ①『誰がために鐘は鳴る』(1990.06.21)<12th Album> ②『詩人の鐘/日はまた昇る』(1998.04.01)<31th single>:new version ③ 『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:new version リミックス |
感想 | 7位は『詩人の鐘』。 浜省史上最強のロックテイストの神曲。 今回の企画で初めて出会い、何故こんな凄い曲を今まで聴いて来なかったのかと愕然としました。 恋の情緒や家族や故郷への愛情、自身の青春や人生の歩みなどだけではなく、核や戦争,基地や国際情勢などのテーマにも真っ向から取り組み歌い上げる浜省ソングの真骨頂的作品。 singleでのnew versionからさらに激しさが増し、聴く度に全身の血がたぎる感じがます。 バラードも絶品。ロックも最高。言うまでもなく。 |
恋は魔法さ
8 | 恋は魔法さ |
収録 | ①『我が心のマリア-Maria-/恋は魔法さ』(1996.09.30)<27th single>:single version ②『青空の扉~THE DOOR FOR THE BLUE SKY~』(1996.11.11)<14th Album> |
感想 | 8位は『恋は魔法さ』。 舞台は夜の神戸港。アルバムの英語表記は -MAGIC INTHE SUMMERNIGHT- 。 もう何ておしゃれなんでしょう。とっても明るくて楽しくて軽快なアップテンポのナンバーです。 恋が叶う内容の歌だなんて、浜省ソングの中ではまるで別世界のよう。 取り分け綺麗な声の女性のパートには思わず胸がときめいてしまいます。 私は抜群のコーラスワークで全体的な調和が素晴らしいアルバム収録のversionの方がお気に入りです。 |
初恋
9 | 初恋 |
収録 | ①『My First Love』(2005.07.06)<16th Album> |
感想 | 9位は『初恋』。 少年が首ったけになった初恋の相手は「Rock & Roll」という曲。 そして今でもそれは変わらず、追いかけている恋人は「Rock & Roll」だなんてとても素敵ですよね。 洋楽のタイトルやミュージシャンの名前を散りばめながら人生を振り返る青春の名作。 絶品コーラスワークも相まって素晴らしい浜省サウンドが完成されています。 そしてここで何と「J.BOY」が登場。 21歳の時に旅の暮らしが始まってそして果てしなく続く長い旅路の先で彼は後に”アメカ”で”夏の終わり”を迎えるのでしょうか。 |
我が心のマリア-Maria-
10 | 我が心のマリア-Maria- |
収録 | ①『我が心のマリア-Maria-/恋は魔法さ』(1995.07.01)<26th single> ②『ROAD OUT “TRACKS”』(1996.02.29 )<Compilation Album>:リメイク ③『初秋』(2003.09.26)<5th self-cover Album> ④『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:Instrumental リミックス ⑤『DUET』(2022.09.21)<42th single>:single version リメイク |
感想 | 10位は『我が心のマリア-Maria-』。何て素晴らしい楽曲なんでしょう。 これだけのversionの数、この曲を浜省さんがどれだけ大事にされているかが分かります。 私は、singleでボーカルを務められたORIGAさんの歌声に魂を持って行かれました。 とっても素直で優しく透き通ったお声。まるで日本人が歌っているような自然なトーン。 もうこの世にいないと知って愕然としましたが、私の心にORIGAさんの声は沁み入りました。 この曲を聴く悲しみをこの曲自身が洗い流してくれるような不思議な気持ちです。 mini Album『DUET』ではさらに重厚で神聖なアレンジがなされORIGAさんの声は蘇りましたが、と同時にこの曲もまた天に召されたのだと感じました。 天使ってこんな声なんですね。 私、この楽曲に出逢うことができて本当に幸せです。ORIGAさん、本当にありがとう。 |
DARKNESS IN THE HEART(少年の夏)
11 | DARKNESS IN THE HEART(少年の夏) |
収録 | ①『FATHER’S SON』(1988.03.16)<11th Album> ②『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09)<Best Album>:Remixed in 2006 |
感想 | 11位は『DARKNESS IN THE HEART(少年の夏)』。 父親との関係性を重厚感たっぷりのロックで紡ぐ傑作。 アルバムタイトルにもなる”father’s son” という言葉。 自分自身の血筋を一端上げてまた元に戻すという他では絶対に見ることのない極めて秀逸な表現だと思います。 父親の死を目の前にして”俺の顔彼に似てる”と吐露する場面にはこれ以上ない耐え難い喪失感を感じます。 私も父の顔に似ているとよく言われていましたのでこの曲には特別な思いが沸きます。 ここでも出て来る1974年。 22歳。旅の暮らしの始まり。ON THE ROADのスタート地点。 |
SILENCE
12 | SILENCE |
収録 | ①『DOWN BY THE MAINSTREET』(1984.10.21)<9th Album> ②『Wasted Tears』(1989.09.01)<2nd self-cover Album> |
感想 | 12位は『SILENCE』。 この曲も今回初めて出逢った楽曲で、本当に何ていい曲なんだろうと感動しました。 得るものが何もない時の心の静寂を描いているのでしょうか。 収録アルバムの両方を聴き比べて、今回は『Wasted Tears』でのself-coverバージョンにより心惹かれました。 静かな曲調に情熱を吹き込むような重厚なアレンジで主人公の叫びに一層胸が締め付けられました。 オリジナルアルバムでは1曲目があの『MONEY』。 同じアルバムでこれ程の「静」と「動」が繰り広げられるとは。浜省さんの楽曲の多彩さと多才さに圧倒されます。 |
サイドシートの影
13 | サイドシートの影 |
収録 | ①『誰がために鐘は鳴る』(1990.06.21)<12th Album> ② 『ROAD OUT “TRACKS”』 (1996.02.29) <Compilation-Album>:リメイク ③ 『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09)<Best Album>:Album version Remix in 2006 |
感想 | 13位は『サイドシートの影』。浜省Love Songの極致。 “何も奪わぬ恋に落ちて”って何て傷付いた人の言葉なんでしょう。 『ROAD OUT “TRACKS”』では弾き語り風の穏やかなアレンジで切々と歌われています。 Best Albumではその成熟さがこの曲の頂点を告げるが如くもうこれ以上ない程の精神の挙句の果てに包まれます。 しっかりと聴くまでは、「サイドシートの影」とは今はもういない彼女の幻影だとばかりイメージしていました。 |
MY OLD 50’S GUITAR
14 | MY OLD 50’S GUITAR |
収録 | ①『誰がために鐘は鳴る』(1990.06.21)<12th Album> |
感想 | 14位は『MY OLD 50’S GUITAR』。 かっこよすぎます! これまでずっとLiveAlbumの『ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”』だけでしか聴いたことがなくて今回初めて『誰がために鐘は鳴る』のversionを聴きました。 やっぱりLive Albumの方が断然いいですね。 ロック色がさらに増して、そして日本語に置き換えられている箇所もあって、まるでnew versionといった感じがする程です。格好良さがさらに際立つ演奏と歌声に改めて虜になりました。 ライブでのスリーコードの右手の身振りは絶対に真似したくなります。 |
君の名を呼ぶ
15 | 君の名を呼ぶ |
収録 | ①『君の名を呼ぶ』(2001.08.01)<33th single> ②『SAVE OUR SHIP』(2001.08.22)<15th Album> ③『初秋』(2003.09.26)<5th self-cover Album> ④『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09) <Best Album>:self-cover version |
感想 | 15位は『君の名を呼ぶ』。 これぞ浜省さんならではの究極のラブソング。 少年から大人になってもあの頃のまま決して当たって砕けることのない主人公がここにいます。 とってもシックで落ち着いた曲調の中にも心の叫び声は聞こえて来ます。 今、二つのAlbumのversionを聴き比べると私はやはり泣くようなガットギターで片想いの切なさを斬るように紡ぐ『SAVE OUR SHIP』のversionの方が断然好きです。 self-coverversionでは余りの手の打ちようのない切なさに胸が押しつぶされてしまいそうです。 |
モノクロームの虹
16 | モノクロームの虹 |
収録 | ①『モノクロームの虹』(1998.04.01)<29th single>:single version ②『SAVE OUR SHIP』(2001.08.22)<15th Album> |
感想 | 16位は『モノクロームの虹』。 浜省史上最も激しいロック色の強い楽曲の一つと言えるでしょう。 これ程の激しいラブソングが他にあったでしょうか。 一途な思いを切り裂くようなエレキギターとブルースハープの競演がこの曲の激しさをより一層引き立たせています。 粗削り感のある若々しいsingle versionと、調和の取れた大人な感じのあるAlbum version。 アウトロに差しかかるドラム連打はAlbum versionの方がより凄みがあるように感じます。 |
AMERICA
17 | AMERICA |
収録 | ①『J.BOY』(1986.09.04)<10th Album> ②『The History of Shogo Hamada “Since1975″』(2000.11.08)<1st Best Album> |
感想 | 17位は『AMERICA』。 浜省Road Movie Songシリーズの名曲中の名曲です。 静かで穏やかな曲調の中に自身を投影する主人公の息遣いが聞えて来ます。 “J.BOY”との対比での”AMERICA”はもう見事という他ありません。 私は、一人の主人公が他の曲の世界にも存在すると思ってつなげて見てしまいます。 1974年、21歳の時に大学を中退して始まった旅の暮らし。 1984年、この『アメリカ』で自分の故郷を見失い、1986年、なおも自分を探す主人公。 途中諦めかけた夏の終わりのON THE RORD。 『君に会いたくて戻って来たよ』って早く言ってよ J.BOY。 |
光と影の季節
18 | 光と影の季節 |
収録 | ①『光と影の季節』(2005.04.13)<35th single> ②『My First Love』(2005.07.06)<16th Album> ③『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09)<Best Album>:Remix in 2006 ④『Dream Catcher』(2015.01.14)<mini Album>:2015 Version |
感想 | 18位は『光と影の季節』。 ミディアムテンポの心地よいロックナンバー。 爽やかな雰囲気の中に力強い叫び声が木霊するような楽曲です。 浜省さんとファンの人々を繋ぐ絆の歌でもあり “君に会いたくて戻って来たよ”でライブでの一体感は最高潮に達します。 -wo oh oh oh- の叫びは、『I am a father』,『悲しみは雪のように』と並ぶ私の三大 wo oh ソングです 。 2015年のnimi Album 『Dream Catcher』では全く違った穏やかなテイストを楽しむことができます。 |
A NEW STYLE WAR
19 | A NEW STYLE WAR |
収録 | ①『J.BOY』 (1986.09.04) <10th Album> ②『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:リミックス |
感想 | 19位は『A NEW STYLE WAR』。 アルバム『J.BOY』の1曲目を飾るロックナンバー。 ヘリコプターのプロペラ音と共に始まるイントロが非常に印象的で戦争,核,経済格差という問題に真正面から迫る壮大な楽曲です。 これまでアレンジがいくつか変遷しており、1986年の『J.BOY』でのアウトロの叫びが1999年のリマスタリングで削られてしまって少し残念ではありましたが、2010年のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』でのリミックスではさらに重厚な音とロックテイストに凄みが増すこととなりますます好きになりました。 |
愛の世代の前に
20 | 愛の世代の前に |
収録 | ①『愛の世代の前に』(1981.09.21)<7th Album> ②『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:リミックス |
感想 | 20位は『愛の世代の前に』。 エレキギターと叫びの共鳴が印象的なイントロで聴く者のハートを一瞬でさらっていく浜省ロックを代表する骨太キラーチューンです。 リミックスされたversionでは削ぎ落され研ぎ澄まされた楽曲としての到達の姿があります。 アルバムのタイトルでもある『愛の世代の前に』とは、「地球上から核兵器が根絶されない限り本当の愛の世代は訪れない」という意味だそうです。 浜省さんならではの文学的かつ哲学的な表現ですね。 |
日はまた昇る
21 | 日はまた昇る |
収録 | ①『詩人の鐘/日はまた昇る』 (1998.12.02)<31th single>:single version ②『SAVE OUR SHIP』(2001.08.22)<15th Album> ③『The Best of Shogo Hamada vo.1』(2006.08.09)<Best Album>:Album version Remix in 2006 |
感想 | 21位は『日はまた昇る』。 壮大なコーラスで始まる人生讃歌の大曲。 singlevesionはゆったり感満載の心地よい横揺れスローロックといった感じ。 AlbumversionからBest版のRimixではさらに荘厳さが増し祝祭的な趣のある楽曲へと発展しています。 印象的なフルートの音色がとてもいい役割を果たしていてアウトロに至ってはさらに心の中に流れ込むような旋律を奏でます。 |
THEME OF FATHER’S SON-遥かなる我家
22 | THEME OF FATHER’S SON-遥かなる我家 |
収録 | ①『FATHER’S SON』(1988.03.16)<11th Album> ②『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:リミックス |
感想 | 22位は『THEME OF FATHER’S SON-遥かなる我家』。 大ヒットアルバム『J.BOY』に続いて発表されたアルバム『FATHER’S SON』の核となる楽曲です。 壮大なアレンジで日本の原風景が脳裏に浮かぶ一大組曲のような存在感を醸し出しています。 ロックの中にアジア・日本を感じさせるアレンジによって様々な情緒が移ろい揺らいで行きます。 家族や故郷、母国や平和についてこれ程までに誠実に向き合う歌手は他にはおらず、浜省さんが唯一無二の存在であることをこの曲を聴くことで再確認できます。 二つのversionの聴き比べも趣深いです。 |
MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ-
23 | MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イブ- |
収録 | ①『CLUB SURF & SNOWBOUND』(1987.06.28)<Compilation Album> ②『Wasted Tears』(1989.09.01)<2nd self-cover Album> ③『The Best of Shogo Hamada vol.2』(2006.08.09)<Best Album>:Album version Remade in 2006 |
感想 | 23位は『MIDNIGHT FLIGHT-ひとりぼっちのクリスマス・イヴ-』。 壮大なイントロで始まるリズミカルでメロディアスなラブソング。 『Wasted Tears』では打って変わって静かな佇まいのアレンジ。 一番は主人公の心情、二番は彼女の心情を綴っているのですね。 彼女にもひとりぼっちのクリスマスがあってそれが破局の一因だったと想像します。 最後にまた主人公の心情が描かれ、今度は主人公にとってのひとりぼっちのクリスマスイヴがやって来ます。 |
生まれたところを遠く離れて
24 | 生まれたところを遠く離れて |
収録 | ①『生まれたところを遠く離れて』(1976.04.21)<1st Album> ②『イメージの詩』(1997.10.22)<28th single>:リメイク ③『The Best of Shogo Hamada vol.2』(2006.08.09)<Best Album>:リメイクversion |
感想 | 24位は『生まれたところを遠く離れて』。 記念すべきソロデビューアルバムのタイトル曲。 10分を超える大曲で、当初は静かな心の炎を吐露するフォーキーな雰囲気が満載の曲でしたが、『イメージの詩』のカップリングとしてリメイクされた際には渋いピアノの旋律が涙を誘うブルージーな雰囲気満載の曲に生まれ変わりました。 歌声も年を重ねた深さがさらにこの曲の渋さを増していて心を芯を掴みます。 |
BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗)
25 | BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗) |
収録 | ①『FATHER’S SON』(1988.03.16)<11th Album> ②『BREATHLESS LOVE』(1988.05.11)<22th single>:Single Version ③『The Best of Shogo Hamada vo.3 The Last Weekend』(2010.10.06)<Best Album>:Album version リミックス |
感想 | 25位は『BLOOD LINE(フェンスの向こうの星条旗)』。 何から何まで飛切りかっこよい浜省ロックの真髄ここにありと叫ぶが如くの楽曲。 アメリカ軍基地を背景に日本人としての自らのアイデンティティーや父性、アメリカンナイズされた生活といったものに疑問を呈しその答えを求め苛立ち戸惑い彷徨う主人公が描かれています。 Single Versionでは『THEME OF FATHER’S SON -遥かなる我家』を序曲として一大組曲のようにリミックスされています。 アウトロの “like a homeless child” とは国民性や愛国心の喪失といったものの比喩なのでしょうか。 |
もうひとつの土曜日
26 | もうひとつの土曜日 |
収録 | ①『LONELY-愛という約束事』(1985.05.22)<18th single> ②『J.BOY』(1986.09.04)<10th Album> ③『Wasted Tears』(1989.09.01)<2nd self-cover Album> ④『The History of Shogo Hamada “Since 1975″』(2000.11.08)<1st Best Album>:Album version |
感想 | 26位は『もうひとつの土曜日』。 まさに浜省バラードの王様にして未だその王座譲らずの神曲。 当時大好きだった人の車の中でかかった『Wasted Tears』からの『もうひとつの土曜日』。 初めて浜省さんの歌声を聞きその独特さに驚いた記憶が蘇ります。 ここでは想いを寄せる人に今後も会えるなら友達のままでいいと無理に想いを打ち消して立ち去る少年はいません。 途中までは内気な性格が見え隠れしていましたが、大人となった今、最後には打ち明ける覚悟を見せます。 アレンジはシンセではなく純粋なピアノで奏でられるsingle versionに一番惹かれます。 |
J.BOY
27 | J.BOY |
収録 | ①『J.BOY』(1986.09.04)<10th Album> ②『The History of Shogo Hamada “Since1975″』(2000.11.08)<1st Best Album> |
感想 | 27位は『J.BOY』。 伝説的アルバム『J.BOY』のタイトルチューン。 ギターとベースの重厚なサウンドとホーンセクションの豪華さが際立つ一大ロックナンバーです。 「J.BOY」とは自身のアイデンティティを見事なまでに一言で言い切る文学的で歴史的な呼び名。 浜省さんそのものを表わしていると言ってもいい「J.BOY」はアルバムの中でその成長の過程が描かれています。 また同アルバム収録曲「AMERICA」でも現れ、そしてその18年後のアルバム『MY FIRST LOVE』の『初恋』でも現れることとなります。 これまでずっと「J.BOY」を追いかけ、そして「J.BOY」と共に生きて来たんだなあと思います。 |
こんな気持ちのまま
28 | こんな気持ちのまま |
収録 | ①『その永遠の一秒に~The Moment Of The Moment~』(1993.09.06)<13th Album> ②『星の指輪』(1994.04.25)<25th single> |
感想 | 28位は『こんな気持ちのまま」。 とってもキャッチーなモータウンサウンド調のダンサブルでポップなナンバー。 イントロのサウンドチェンジの瞬間からその可愛らしさとおしゃれさにハートは鷲掴みされまくりです。 切ない男子の一途な気持ちを軽快なサウンドに乗せて歌うのもまた浜省ソングの「陰」と「陽」,「暗」と「明」といった感じがしてとても深い趣を感じさせます。 |
MONEY
29 | MONEY |
収録 | ①『DOWN BY THE MAINSTREET』(1984.10.21)<9th Album> ②『The History of Shogo Hamada “Since1975″』(2000.11.08)<1st Best Album> |
感想 | 29位は『MONEY』。 言わずと知れた浜省ロックの先駆けにしてトップを走り続ける浜省さんの名刺代わりと言ってもいい程の超有名曲。 何度カラオケで友の叫びを聞いたことでしょう。そして「ベッドでドンペリニヨン」にどれ程憧れたことでしょう。 私に浜省さんを教えてくれた友。 車の中で『J.BOY』を聴かせてくれた友。 さあ、次で終わるぞ、俺の浜省の旅。最後まで見届けておくれ。 |
光の糸
30 | 光の糸 |
収録 | ①『Journey of a Songwriter~旅するソングライター』(2015.04.29)<17th Album> |
感想 | 30位は『光の糸』。 ドラムサウンドが特徴的な爽快ロックナンバー。 「命の炎が燃えつきるまで友よ共に」。 ここへ来て改めてその深さと大切さと儚さを知る歳になりました。 2番目のサビ前のドラム連打、もうたまらなく大好きです。 最後に友よ、”光の糸”とは、俺達をつなぐ絆のことだと思う。 私はこれからも「友よ共に」という言葉を大切にして生きて行きたい思います。 |
まとめ
1 | I am a father | 16 | モノクロームの虹 |
2 | 悲しみは雪のように(Single Version) | 17 | AMERICA |
3 | 路地裏の少年(full version) | 18 | 光と影の季節 |
4 | 19のままさ | 19 | A NEW STYLE WAR |
5 | 彼女はブルー | 20 | 愛の世代の前に |
6 | 夏の終わり | 21 | 日はまた昇る |
7 | 詩人の鐘 | 22 | THEME OF FATHER’S SON -遥かなる我家 |
8 | 恋は魔法さ | 23 | MIDNIGHT FLIGHT -ひとりぼっちのクリスマス・イブ- |
9 | 初恋 | 24 | 生まれたところを遠く離れて |
10 | 我が心のマリア -Maria- | 25 | BLOOD LINE (フェンスの向こうの星条旗) |
11 | DARKNESS IN THE HEART(少年の夏) | 26 | もうひとつの土曜日 |
12 | SILENCE | 27 | J.BOY |
13 | サイドシートの影 | 28 | こんな気持ちのまま |
14 | MY OLD 50’S GUITAR | 29 | MONEY |
15 | 君の名を呼ぶ | 30 | 光の糸 |
ending..
いかがだったでしょうか。私の「ON THE ROAD」
長い旅路ではありましたが、今回浜田省吾さんの音楽に浸り続けることができて、私の情緒はずっと豊かなままでした。
もっと他にも大好きな歌はたくさんあって、選ぶのとっても大変でした。
タイトルにありますように、今回私の浜省さんの大ファンの友達に伝えることをきっかけにしてこの記事を書き始めましたが、今ではもっとより多くの方々とも共有できたらいいなあという思いも強くなって行きました。
しかし、今回の私のランキング、多くの浜省ファンの方々に叱られるかも分かりません。
まだまだ底は浅いかもしれません。
でも新参者として、みなさんのいるその道の上に立てたのではないかと思います。
ここまで長い時間お付き合いくださいました方々、心から感謝申し上げます。
そして最後に浜田省吾さん、この度は大変お世話になりました。
この間どれだけの感動と傷心と躍動と共感と希望を抱いたことでしょう。
本当にありがとうございました。
今回はこれにて旅の終わりにしたいと思います。
次回もまた喜んでいただける記事ができるように取り組んでいきたいと思います。
それでは皆さん、御機嫌よう、さようなら。
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