opening..
こんにちは。
55歳 犬好きギター少年 mitsuru..です。
本日も<Wonderful Wonder Words>にお越しいただき誠にありがとうございます。
しばらくの間音楽の特集が続きましたので、今回は映画の特集をしたいと思います。
それは私の人生で一番好きな映画
『Field of Dreams』
を時系列でストーリーを追いなが「声」に迫る企画
題して、
『Field of Dreams -Searching for the “Voice”-』をお送りいたします。
これから主人公と共に「声」を求めて旅に出ます。
と同時に道中この映画の素晴らしさと魅力に迫って行ければと思っています。
どうぞ最後までお楽しみください。
introduction..
その前に映画の解説を…。
映画『Field of Dreams』は1989年に公開されたアメリカ映画です。
Baseballを題材に家族の絆、父親に対する葛藤、夢の実現などをテーマにしたファンタジーやロードムービーの要素もありながら様々な
人物を丁寧に掘り下げ描くというストーリー展開で、淀みなく流れる感動が多くの人々の心の琴線に触れる名作として大ヒット、アカデミー賞(1990/62th)では作品賞,脚色賞,作曲賞にノミネートされました。
原作:Wiliam Patrick Kinsella 『Shoeless Joe』
監督・脚本:Phill Alden Robinson
主演:Kevin Costner
Kevin Costnerさん・・・
1987年に公開された映画『The Untouchables』で一躍ハリウッド・スターの仲間入り。
その2年後に主演を務められ大ヒットした作品が『Field of Dreams』でした。
さらに1990年には『Dances with Wolves』,1991年には『JFK』,1992年には『The Bodyguard』と立て続けに大ヒット作に主演。
押しも押されぬ大スター俳優へとこの後上り詰めて行くことになります。
<主要なcast>
●Ray Kinsella:主人公
36歳。IOWA州で農場を経営。妻と娘の3人家族。父に対する葛藤を抱えている。
ある日突然聞えて来た「声」を追い求め夢の実現へ向けて行動を起こして行くことに。
●Annie Kinsella:妻
農場の危機に直面しながらも夫のRayを信じ支えるしっかり者の女性。
●Karin Kinsella:娘
素直で愛おしい子。
農場の未来を予測。座席から転落し意識不明になるもルーキーに救われる。
●Shoeless Joe Jackson(1887-1951):メジャーリーガー
外野手。4割打者。メジャー最高野手の一人。
マイナーリーグ時代に足に合わないスパイクを脱いでプレイしたことから「シューレス」の愛称で呼ばれるように。
Chicago White Soxの選手として出場した1919年のワールドシリーズにおける八百長疑惑、いわゆる「ブラックソックス事件」の一人として永久追放される。
映画の中では八百長疑惑は否定され永遠のヒーローとして描かれている。
最初の「声」によって現生に蘇る。
●Terence Mann:作家
市民権活動と反戦運動の指導者で1960年代を代表する風刺作家。
現在はBOSTONで様々なしがらみから逃れ隠遁生活。
2つ目の「声」のターゲット。
3つ目の「声」を求めてRayと行動を共にすることに。
●Archibald “Moonlight” Graham(1877-1965):メジャーリーガー、医師。
3つ目の「声」のターゲット。実在の人物。
New York Giantsの外野手としてメジャー1試合に出場。
引退後Dr.となり40年以上に渡りミネソタ州CHISHOLMで慈悲深い町医者として働く。
野球選手としての夢を叶えるため少年の姿となってRayとTerenceの前に現れる。
意識不明のKarinを救うため夢と引き換えにDr.の姿に戻る。
●John Kinsella:Rayの父、元マイナーリーガー
56歳の時に息子Rayを設ける。
引退後Rayに野球の夢を託すも反発され絶縁。
何一つ冒険もせず老人になったとしてRayの人生の重しになっていた。
最後に若々しいメジャーリーガーの姿になってRayの前に現れる。
もう何回観たでしょう。
観る度に泣いてしまいます。
主人公と父親の関係性に自分自身を否応なく投影してしまい泣いてしまうのです。
私も小学生のころ、父親とよく近くの公園の隅でキャッチボールをしていました。
今は亡き父。不器用だった父。
キャッチボールが確かに親子の会話だったのかも知れません。
そこには父にとっての子の成長の確認と、子にとっての父の大きさと老いの実感といったそれぞれの心象が風と共に流れ、今でも握りしめたボールの硬さやキャッチャーミットに響く音は心に残っています。
その他にも映像の美しさ、登場人物の愛おしさ、展開の見事さなど素晴らしさを挙げればきりがない程、この映画には幸せがいっぱいに詰まっています。
それではこれから始まる時系列の旅、どうかご一緒にお付き合いください。
Searching for the “Voice”
year | episode |
1896 | John Kinsella誕生 |
1920 | Chicago White SoxのJoe Jackson外野手ら8選手が「ブラックソックス事件」により永久追放処分 |
John Kinsella:マイナーリーグで2年程プレー | |
1922 | Archibald “Moonlight” Graham:メジャー昇格 New York Giantsの外野手として1試合に出場 打席0 マイナー降格 |
1935 | John Kinsella:CHICAGOからBROOKLYNに転居 |
1932 | Archibald Graham:引退後Dr.となりMINNESOTA州CHISHOLMで開業 |
1938 | John Kinsella結婚 |
1952 | Ray Kinsella誕生 父Jhon56歳 |
1955 | Ray Kinsellaの母死去 Johnが母親代わりになってRayを育てる JohnはNew York Yankeesのファン、RayはBrooklyn Dodgersのファンになる |
1962 | Ray Kinsella10歳:父親に野球選手になる夢を託され重荷になる |
Terence Mann:Rayの父John Kinsellaを主人公とした短編小説『This is not a pipe』発表 | |
1966 | Ray Kinsella 14歳:Terence Mannの著書『THE BOAT ROCKER』の影響で野球を辞める |
1969 | Ray Kinsella 17歳:親元から遠く離れたUniversity of California, Berkelryへの進学を決める |
Ray Kinsella:父Johnに Shoeless Joe Jacksonを英雄視していると言い放ち家出 | |
Ray Kinsella:Annieと出逢う 卒業後Annieの地元IOWAへ | |
1970 | Terence Mann:著書が有害図書として教育機関から締め出せれるなどして著作活動停止 |
1972 | Dr. Archibald Graham:死去 |
1973 | Terence Mann:最後のインタビュー Brooklyn Dodgersの選手になりたかったと子供の頃の夢を語る |
1974 | RayとAnnie結婚 |
John Kinsella死去 Ray 家出以来の帰宅 | |
数年後 | Karin Kinsella誕生 |
1988 | Ray Kinsella 36歳:Annieの提案で農場を購入 |
“If you build it, he will come.”
<Ray Kinsella>
トウモロコシ畑の中を歩いていた時突然 “If you build it, he will come.”という「声」が聞こえて来る×2回 AnnieとKarin二人共聞こえず さらにもう一度 “If you build it, he will come.” やはりAnnieには聞こえず |
就寝中再び “If you build it, he will come.” と聞こえて来る×1回 窓から外を見るも誰もいない |
翌日畑の中で再び “If you build it, he will come.” と聞こえて来る×2回 憤るRay すると農場の一角に野球場の姿が浮かび上がりさらにJoe Jackson選手の姿が脳裏に浮かぶ |
「IT」は野球場、「He」はJoe Jackson 畑に野球場を作るとShoeless Joe Jacksonがやって来ると考える |
何一つ冒険もせずに老人になった父の二の舞にはなりたくない、「声」を聞いたのかもしれないのに何もしなかった父 冒険できるのも今が最後だと農場に野球場を建設することを決心する Rayが本気なら作るべきとAnnie賛成 |
収穫前にも関わらず畑を切り崩し野球場の建設を始める 周囲の人たちは驚いたり嘲笑したり |
KarinにJoe Jacksonの偉大さを語る Shoeless Joeに八百長などなかった |
野球場完成 Annieに父もJoe Jacksonを讃えていたと父の話に初めて笑顔で話す |
野球場を作ったものの何も起こらない 秋~冬~春と来る日も来る日もJoe Jacksonがやって来るのを待ちわびる |
農場経営の危機 野球場の建設で貯金も底を付き野球場の維持も困難でこのままだと農場の全てを手放さなければならなくなる |
グランドに誰かがいるとKarinがRayに伝える |
グランドにユニホーム姿でグローブをつけた野球選手らしき人影 恐る恐るグランドへ 球場のライトを点灯して近付いて行く |
<Shoeless Joe Jackson>
グランドに一人立っている 戸惑っている様子 芝生の感覚を確かめる 誰かの気配に気付く 照明に驚く 主と対面し会釈をする |
Chicago White Soxのオールドユニホームを着ている レフトの守備位置に付きノックを促す体制 Rayのフライを軽快にキャッチ |
Ray Kinsellaと名乗る主に『Joe Jacksonだ』と名乗る |
永久追放された時の苦悩を語る バットを手に取りRayに投球を求める 鋭い当たりを連発 カーブボールを強烈なピッチャー返し アウトローを要求しホームランを放つ |
野球の素晴らしさや野球選手だったころの懐かしさに耽る Rayの家族の下へ歩もうとするもグランドとの境界線で立ち止まる |
Rayに家族を紹介される 娘のKarinに幽霊なのと問われる 本物に見えるのなら僕は本物だと答える |
家の中へと招かれるも入れないと言う Rayにまた来てもいいかと問う “Yeah, I built this for you.” ここはあなたの球場です。と答えるRay |
仲間8人でまた来ると言う 去り際 “Is this Heaven?” とRayに尋ねる “No, it’s IOWA” と答えるRay |
靄のかかった幻想的な外気 外野のとうもろこしの茂みへと消えて行く |
Joeを見届けここは手放さないと誓うRayとAnnie |
“Ease his pain.”
<Ray Kinsella>
Annieの兄Markが妻と母親と共に家にやって来て野球場建設を批判するとともに農場の危機と対策案を持ち込む |
そこへこれから試合が始まるとKarinが伝えに来る その場を離れKarinと共にグランドへ |
トウモロコシのフェンスからChicago White Sox の8人衆(「ブラックソックス事件」で永久追放処分となった8人=”unlucky eight”)現る 戸惑っていたのも束の間喜び勇んでグランドに散らばる |
試合形式の練習 Joe Jackson軽快な外野守備 言葉が乱暴な選手たちKarinに謝る Karinは「平気よ」と応える |
Mark達が家から帰る 何を見ているのかと問うMarkに『野球選手よ』と答えるKarin グランドの選手たちが見えていないMark達 話が通じず悪ふざけが過ぎると怒って帰る |
68年振りにユニホームを着た選手たち 練習を終えトウモロコシのフェンスへと溶けながら消えて行く |
家へ戻ろうとした時再び「声」 “Ease his Pain.” と聞こえて来る×2回 苦痛って何だ!? 誰の苦痛だ!? 教えてはくれない 苛立つRay |
Annieに報告 曖昧で意味不明な表現に憤るRayと困惑するAnnie |
その日の夜 PTAの会合に夫婦で出席 ピューリッツァ賞受賞作家Terence Mannの著書を有害図書とする派の婦人のスピーチ |
婦人が著書『THE BOAT ROCKER』を手にしてTerence Mannと著書の悪質性を熱弁 賛同する者も 押される学校側 |
ずっと誰の苦痛かを考えていたがこの時Terence Mannのことかと考え始める |
痛みを癒すの対象が現在隠遁生活をしているTerence Mannと確信 夫人を論破し興奮しているAnnieを連れてその場を去る |
図書館で調べ上げ様々な事実が発覚 Terence Mann最後のインタビュー 『Ebbets FieldでBrooklyn Dogersの選手になってJackie Robinsonとプレーしたかった。しかしそれは叶わず球場が消えた今も夢に見る。』と子供の頃の夢を語る記事を発見 |
Terence MannをBall Parkに連れて行って試合を観戦させることで彼の苦痛が癒されると考える |
これには全部何か理由があってBOSTONの球場で何かが起こるとAnnieを説得するも売却の危機にある家を置いて行くことは認めないと反対される |
しかし、RayとTerence Mannが一緒にFenway Parkで野球観戦(レフトには大きな緑の壁がある,一塁側の観客席の中程に座っている,スコアを点けながらホットドッグを食べている)しているという同じ夢をAnnieとRayが昨夜見ていたことが分かり計画実行! |
IOWA→BOSTON 1,317マイル(=2,120km) 自動車で約21h47mの旅に出る 車中 自己紹介と野球場に誘うシミュレーションの練習 |
Boston到着 街の人々にTerence Mannの住所を聞いて回る やっとのことでガソリンスタンドの店員から住所を突き止め自宅へ訪問する |
<Terence Mann>
見ず知らずの訪問者 Ray Kinsellaと名乗る男 追い返すも執拗にまたは熱心に説明しようとしている そして今夜のRed Sox対A’s(=Oakland Athletics)の試合を何かが起こるので一緒に見に行って欲しいと懇願している 何故誘拐してまでも野球場に連れて行きたいのか? |
過去の記事で野球選手になる夢が壊れて悲しいと言った覚えはないというと男は幻滅した様子を見せるも、それでもどうしても諦めようとしないので観念してついて行くことにする 本当はもう誰とも関わりたくないのに |
Fenway到着 売店でホットドッグとビールを注文して座席へ 試合観戦 |
“Go the Distance.”
<Ray Kinsella>
Terence Mannと試合観戦中 突然 “Go the Distance.” と「声」が聞こえる×2回 と同時にオーロラビジョンに 「ARCHIBALD “MOONLIGHT” GRAHAM」という選手紹介の字幕が浮かび上がる -CHISHOLM,MINN/NEW YORK GIANTS/1922/LIFETIME STATISTICS/1GAME O AT BATS- (MINNESOTA州CHISHOLM出身,1922年New York Giants所属,生涯成績:1試合0打席) |
Terence Mann気付かない様子 Terenceは必要なかったとしてすぐさま球場を去る |
Terenceを家まで送る 詫びを入れてお別れし車を発進 |
<Terence Mann>
UターンしたRayの車の前に仁王立ち |
驚くRayに、字幕も見たし「声」も聞いたと告白 “Go the Distance.” (=やり遂げろ)とはMINNESOTAの”Moonlight”Grahamを尋ねることだと言ってRayの車に乗り込む |
<Ray Kinsella & Terence Mann>
BOSTON→MINNESOTA 1,121マイル(=1,804km)の二人旅が始まることに |
Ray:Annieに経過報告の電話 この時兄のMarkがローンの話を詰めに銀行の担当者と共に家に乗り込んでいる最中 |
CHISHOLM到着 公衆電話の電話帳 Grahamは大勢いるがArchibaldが見当たらない |
CHISHOLM Tribune Pressというフリーペーパーの店舗に聞き込みに入る |
受付の老婆に尋ねると Doc.ねと答える あだなは”Moonlight”だと言うとその人だと言う 野球で芽が出ず父親の跡を継いで医者になった 所在を尋ねると1972年に亡くなられていた 慈悲深くてとってもいい人だった |
Terence:街のバーで聞き込み 白髪でいつもコートを着て傘を持ち歩いていていた 大変奥さん想いの人だった 汚点などGrahamには何一つとしてない |
Ray:夜の街を歩く 月夜の晩 街並みの様子がおかしい ニクソン再選を訴えるポスター,映画『The Godfather』封切,路上の自動車の年代 1972年にタイムスリップしている様子 |
その時一人の老人が街角を歩いて行く 右手に傘 追いかけ呼び止める |
<Dr. Graham>
IOWAから来たRay Kinsellaと名乗る男に呼び止められる “Moonlight” GRAHAMという名で呼ばれるのは50年振りだ |
男が話があると言う メジャーで出場した試合の話をしながら診療所へ もし夢が叶うとしたらとの問いに、メジャー・リーグで打席に立ったことがなかったので一度でいいから立ちたい ピッチャーを睨んで投げる構えに入ったらウインクをする ヒットを打って果敢に三塁にヘッドスライディング |
夢が叶う場所があるのでご案内しますとRayは言うが 愛おしい町を離れることはできない 夢はこのまま終わる この町で生まれこの町で悔いなく死ねる |
あと一歩のところでの夢が叶わないのは悲劇だと言うRayに、『医者としての仕事が5分ならその方が悲劇だ』と答える |
Rayの真剣な説得には応じず 妻のアリシアが私がガールフレンドができたのではと心配しているのでと笑って帰って行った |
<Ray Kinsella & Terence Mann>
二人共Dr.Grahamを連れてはいけないと悟る |
Ray:夜遅くAnnieへ電話 抵当権をもうすでに兄とそのパートナーに渡っていた ここを売らなければ彼らは差し押さえに来る |
Terenceも行きたいと言うので一緒にIOWAへの帰路へ着く |
翌日朝 道路沿いにヒッチハイカーを発見 Ray人助けと思い停車 |
1台目の車だと喜ぶ少年 自分は野球選手だと言う 乗車させる 所属できるチームを探しているとのこと |
所属できるチームを探している 中西部には町のチームがあるとか 昼間働いて夜と週末に野球ができるそうですと彼が言うので 僕等が向かっているのはそういう所だと教える Archibald Grahamと名乗る少年 驚く二人 |
選手を昼間働かせる町の野球チームは1920年代のこと 最近は聞かない 自分の役割は何かを自問するTerence |
父に暴言を吐いて家出したことの後悔を語るRay 誤る前に死んでしまった 妻にも孫にも合わせられなかった 父を現生に戻すことなんてできない |
光輝く野球場が見える 帰宅 AnnieとKaren二人を歓迎し招き入れる |
<Archibald “Rookie” Graham>
夜間選手たちグランドで練習中 選手たちの姿を見て驚愕するTerence Shoeless Joe Jacksonを見つけてさらに驚く |
練習ばかりで飽きたので別のチームを連れて来てこれから試合をするところだとJoe Jackson ここに来たいと言う選手が多くいて大変だった Ty Cobbも来たがったが生きてる時の恨み(=1911年に打率.408を記録するも.420を記録したTy Cobbに首位打者を奪われるなど)で外したと笑いながら言う |
Smokey Joe Williams(Negro League baseball),Mel Ott(New York Giants),Gil Hodges(Los Angeles Dodgers)といった蒼々たるメンバーに驚くGraham |
Joe Jackson少年がGrahamだと知っている様子 プレーしに来たんだろ、ウォーミングアップしろと言って仲間に入れてあげる “ルーキーだね”と言う |
Terence:信じられない Ray:それ以上だ 完璧だ |
試合に参加 |
ランナー二塁 バッター送りバント、ピッチャー三塁へ送球もセーフ ランナー一塁三塁 New York Giantsのユニホームを着ているGraham ガムを噛みながら打席へ 投球動作に入ったピッチャーに向かってウインクをかます ピッチャー怒って頭部付近へビンボールをお見舞いする Graham避けて転倒 主審にクレームを入れるもお構いなし 続けて2球目も頭部へビンボール Graham再度避けて転倒 |
Joe Jacksonタイムを要求 Grahamにアドバイス 2球続けてのインハイの次のビンボールでは満塁になるリスクが高まるので次はアウトローだ |
真中低めの球をライトへヒッティング ライトフライとなるも三塁ランナー生還 犠牲フライで1点追加 |
Rayたち大喜び チームのみんなも大歓迎 GrahamとRay微笑み合う |
“Come on, Ray.”
<Ray vs Mark>
Markが農場売却についての最後通告にやって来る 試合中の選手たちが見えないので平然とグランドを横切る 邪魔になって三振となったバッターお冠 |
Mark:『農場売却の取引をすればここに引き続き住める』 |
Ray:『売らない』 |
Karin:『パパ、畑を売る事はないわ。』 |
Mark:『妹のために家だけはやる 売らなければ差し押さえだぞ』 |
Karin:『パパ、畑を売る事ないわ』 『皆が来るわ 方々からお休みを取ってチケットを買ってここに見に来るわ 野球を見ながら子供の頃を思い出すの』 |
Mark:借金を払えなければ売るしかない 他に方法はないと契約書を渡す |
Terence:『皆何かに惹かれてここへやって来る チケット代は一人20$ 皆当たり前のように払う 金はあるが心の平和がないのだ』 |
グランドの選手たち試合を止めて集まって来る |
Mark:最後通告にサインを要求 『今売らなければ明日の朝差し押さえに来る すべてを失うんだぞ』 |
Terence:『長い年月変わらなかったのは野球だけだ 野球のグランドとゲームはこの国の歴史の一部だ 間違いなく人々はやって来る』 |
Mark:契約書へのサインを求める |
選手たちRayの決断をじっと見つめている |
“Come on, Ray.”の声 |
Joe Jackson:守備位置で構えを取ってRayの決断を見守る |
Ray:『断る ここは売らない』 |
<Karin Kinsella>
激怒するMarkに『見えないものを眺めている』と迫られるも『見えるのよ』と素直に答えるKarin |
Mark:分からないことばかり言っていると怒ってKarinを抱き上げる |
Ray:触るな!と言って手を伸ばすも誤ってKarinを地面に落としてしまう |
意識不明 唇にチアノーゼ |
異変に気付いたGrahamが動き出そうとしている |
それを見たRayが救急車を呼ぼうとするAnnieを止める |
<Archibald “Rookie” Graham>
駆けつけようとするもグランドの境界線で立ち止まって動けなくなる |
その刹那グラブを捨て線を越える 足元からAchibald Grahamから診察鞄を持ったDr.Grahamへと姿が変わりKarinの下へ |
<Dr. Graham>
Karinの喉に何かが詰まっているのを発見 背中を2度程叩く ホットドッグを吐き戻すKarin |
『心配ないすぐ元気に遊び始めるよ』 |
お礼を言うRayに『礼を言うのは私だ』 |
『もうあっちへは戻れないのでは ごめんななさい』と謝るRay |
『いいんだよ アリシアがガールフレンドといるんじゃないかと心配するといけないから家へ帰るよ』 |
選手たちに讃えられながらグランドを歩いて行く |
『ヘイ、ルーキー!』とJoe Jacksonに呼び止められ 『You are Good.』と言ってもらう |
寂しそうにトウモロコシのフェンスの中へ |
Mark:Dr.Graham登場に驚く 最後には選手たちすべてが見えるようになっている Rayにここを売るなと言う |
<Joe Jackson>
試合を打ち切り帰る選手たち 一人振り返りTerenceに一緒に来ないかと誘う |
驚くTerence 『何があるんだね?』『来れば分かるよ』 |
行けるのが球場を作った自分ではなくTerenceなのが納得いかないRay 『何があるのか知りたい 僕も見たい』 『君はダメだ』 |
『言われることはすべてやった 訳が分からなくてもとにかくやったのに 何の得もない』と怒るRay |
『君は君の得を考えていたのか』『君はここに残れ』 |
<Terence Mann>
自分が選ばれたのには理由があるとRayをなだめる |
Rayが私を探す原動力となった「子供の頃のエベッツ球場の夢の話」は本当だったとRayに打ち明ける 嘘を吐いたのかと憤るRayに君も私を誘拐したじゃないかと言い返す |
『あそこに何があとうと知る勇気があれば素晴らしい本になる ”Shoeless Joe Jackson Comes Iowa” 本に書くよ 観念し笑うRay『しかっり書いてくれよ』『もちろん』と固い握手 |
元気になったKarinとAnnieがお見送り |
『家族を大切に』とRayに言ってトウモロコシのフェンスへ 恐る恐るでも笑いながら茂みに入って消えて行く |
“If you build it, he will came.”
“Ease his pain.”
“Go the Distance.”
<Joe Jackson>
Anie,Karinと共に家に帰ろうとするもまだ帰らないでいる そしてRayに笑いかける |
『何故笑う ユーレイめ』と問うRayに、 “If you build it, he will come.”と言って後ろを見遣る |
そこにはプロテクターを外すキャッチャー New York Yankeesのユニホーム キャッチャーマスクを外しこちらを見る人 |
それはRayの父John 驚くRay『まさか、It’s my father.』 |
“Ease his pain”, “Go the distance” あれは君だったのかと問うRay |
『違うよ、君自身だよ』と言ってトウモロコシのフェンスへと消えて行く |
<John Kinsella>
Rayの知っている疲れた老人とは違って前途のある若い青年 こちらに歩いて来る |
『僕等にこの球場を作ってくれて感謝するよ。I’m John Kinsella.』 固い握手 『I’m Ray.』 妻と娘を紹介するRay |
Ray:『Karin, This is my…,This is John.』 Karinに「僕のお父さんだよ」と言えないRay Karin:『Hie, John』 Annie:『お会いできてよかったです。』と言ってこれからの準備に向かう |
<John & Ray Kinsella>
二人でグランドを歩く 『キャッチングが上手い』『ありがとう』 |
『すばらしい所だ 夢が叶った気分だ』 |
『聞かせてくれ “Is, Is this Heaven?” ”It’s IOWA” 『アイオワ? 天国のようだ』 |
『天国は存在するのかい?』 『するとも 夢の叶う場所だ』 |
仲良く笑っているAnnieとKarinを見遣るRay 『ここは天国かも』と噛みしめる |
『Good Night, Ray.』 『Good Night, John.』 硬い硬い握手 去って行くJohn |
“Hey.. Dad? 振り返るJohn 『キャッチボールをしよう』『いいとも』 |
グローブを拾いボールを投げるRay キャッチャーミットで嬉しそうに受けるJohn そして投げる |
受けるRay 感激が込み上げる 微笑み投げる 嬉しそうに受けるJohn そして投げる |
嬉しそうに受けるRay そして投げる 受けるJohn そして投げる 売れしそうに受けるRay |
親子二人を嬉しそうに見ながら暗くなったグランドに照明を点けるAnnie |
光輝く野球場 キャッチボールを続ける二人 |
<People>
野球場を目指してやって来る人々 ライトを灯した車の列が遥か彼方から続いている |
ending..
今回何度も繰り返し見て行く中で、
改めてShoeless Joe Jacksonを演じたRay Liottaさんの素晴らしさに浸りました。
また、第4の「声」があったことにも初めて気付きました。
Archibald “Moonlight” Grahamさんが実在の選手だったことも初めて知りました。
そして今回も今まで以上に涙が止まりませんでした。
私の涙腺崩壊シーンは
●やはり一番は、
ルーキーのArchie Graham少年がグランドの境界線を越えてDr.Grahamに戻るシーン
Joe Jacksonも感じたようにArchieもここを越えてしまうともう元へは戻れないということを感知して一瞬動けなくなるのですが、夢を投げ打って自分の本当の仕事をすることを決断し線を越えるのです。
Dr.Grahamとなってトウモロコシのフェンスへと歩んで行くのを選手たちが讃えながら送り出すシーンもとっても胸が熱くなります。
●そして最後のJohn Kinsellaの登場からは涙涙です。
“Is this Heaven?” “It’s IOWA”というJoe Jacksonの時と同じ言葉の遣り取り。
天国とは夢が叶う場所だとJohnの言う通り、妻と娘といる今がまさに天国かもしれないと気付き噛みしめるRayの心情。
極めつけは、Rayがキャッチボールをしようと呼びかける時に、『”Hey.. Dad?』と声をかけ、Johnも何気なく素直に振り返る場面です。
そして幕が下り感動の余韻はいつまでも胸に広がり続けるのでした。
いかがでしたか?
私の『Field of Dreams』。
主人公のRayと共に追いかけた「声」はきっとRayだけのものではなくそれに共感するすべての人の心の「声」だったのではないでしょうか。
そして私が映画を観終わった時にもう一つの「声」が聞こえて来ました。
それは、“Notice your own happiness.”『自分の幸せに気付け。』でした。
今回はこれで終わりです。
次回も映画関係の特集をお届けしたいと思っています。
最後までお付き合いくださり誠にありがとうございました。
それではご機嫌よう、さようなら。
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