CHAGE and ASKA ALL SONGS MY BEST 30

邦楽

opening..

こんにちは。
56歳になりました。初心者ベーシスト mitsuru..です。
本日も<Wonderful Wonder Words>にお越しいただき誠にありがとうございます。

さて、今回は邦楽のジャンルから、
CHAGE and ASKAの特集
題して、『CHAGE and ASKA ALL SONGS MY BEST 30』
をお届けいたします。
大好きな曲が多過ぎてBEST25にする予定が収まり切れずにBEST30になりました。
それでも選びに選び抜いた全30曲。
どうぞ最後までお楽しみください。

introduction..

その前に<CHAGE and ASKA>について少しだけご案内。

メンバー
●CHAGE(1958-):Vo./Gt./Cho.
●ASKA(1958-):Vo./Gt./Cho.

音楽性
それぞれに楽曲を制作しそれぞれの独自の作風と世界観を一つに融合し昇華させている類稀たぐいまれなるデュオグループ。
ASKAさんの日本人屈指くっしの歌唱力とCHAGEさんの卓越たくえつしたコーラスワークによるパフォーマンスは天下一品。
静かなバラードからロックテイスト満載の楽曲に至るまでその音楽性は素晴らしい完成度を誇ります。

経歴
福岡の高校生時代に出逢った二人。
同じ大学へ進学し本格的な音楽活動を開始。
それぞれに出場したコンテストの進出の最中にデュオを結成。
1978年,79年と本選にて入賞を果たし1979年8月にチャゲ&飛鳥としてシングル『ひとり咲き』でメジャーデビュー。
『万里の河』のヒットとともに人気・知名度を獲得しつつもデビュー当初のフォークソング路線から徐々にニューミュージックやロックへと作風を変遷。
ヒット曲の出ない時期を越え『SAY YES』のメガヒットで一躍国民的ビッグアーティストへ。
その後も数々の名曲,ヒット曲,メガヒット曲を生み出し日本を代表するデュオとしての地位を確立されました。
代表作は『万里の河』『モーニングムーン』『SAY YES』『YAH YAH YAH』など。
ベストアルバム『SUPER BEST Ⅱ」はJ-POP史上記録的大ヒットとなりました。

★ちなみに同じ頃のデビューのアーティストは、
世良公則&ツイスト(1977.11)
サザンオールスターズ(1978.06)
長渕剛(1978.10)
竹内まりや(1978.11)
YMO(1979.10)
HOUND DOG(1980.03.21)
佐野元春(1980.03.21)
松田聖子(1980.04)などの方々。

★また、同じ年(1958年)生まれのアーティストは、
石川さゆりさん,玉置浩二さん,岩崎宏美さん,小室哲哉さんなど。
海外ではPRINCEさん,MADONNAさん,MICHAEL JACKSONさん。
あと秋元康先生も同じ年生まれ。
何というレジェンドイヤーなんでしょう。

現在
デビュー30周年となる2009年から活動は休止状態となり、2019年のASKAさんの脱退により解散となりました。
現在はソロとして二人それぞれの活動の道を歩まれています。
再結成はあるのでしょうか。
少しだけ願いながら待たないでいようと思います。

MY BEST 30

それでは<MY BEST 30> の発表に入ります。
まずは30位~21です。

30
if (single version)
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司
single:『if』(1992.07.01/29th)
Ballad Best:『THE STORY of BALLAD Ⅱ』(2004.11.03)
Best Album:『CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A』(2009.02.04)
胸にみ入るようなとっても静かで優しいラブソング。
より静かさと落ち着き感が増した『GUYS』のアルバムバージョンよりも私は輪郭りんかくとアクセントがはっきりした元々のシングルのバージョンの方が好きです。
アレンジもサビのかねとドラムのはねるリズムが鼓動のワクワク感を表しているようでとても心地がよいです。
歌もASKAさんのファルセットが飛切り凄くて始まりとともに瞬間の速さで引き込まれまてしまいます。
ブレイクでの『爪のかからないそんなもどかしさ』ってこの上のない胸め付けワードですね。
29
YELLOW MEN
作詞:澤地隆/作曲:CHAGE/編曲:村上啓介
single:『DO YA DO』(1990.06.27/25th)
Album:『SEE YA』(1990.08.29/13th)
ASKAさんとCHAGEさんのダブルボーカルによる超絶品ロックナンバー。
CHAGEさんメインボーカルにASKAさんのハーモニーの重なり度合いがすさまじくて歌詞の独特の世界観とあいまって印象の強さは別格なものがあります。
回転の利いた切れのいいストレートのようなCHAGEさんのボーカル。
優しい歌から激しい歌まですべての領域と音域で凄さを発揮されているのがこの曲からも分かります。
アレンジは前年に結成されデビューしたMULTI MAXのメンバーでもある村上啓介さん。
さすがCHAGEさんの良さを知り尽くしている人だからこんな凄い傑作となったんですね。
女も金もねらわれている「YELLOW MEN」とは誰のことでしょうか。
風刺が利いていますね。
28
LOVE SONG
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・十川知司
single:『LOVE SONG』(1989.06.21/24th)
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
single:『LOVE SONG』(1992.03.25)
Best Album:『SUPER BEST Ⅱ』(1992.03.25)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
大ヒットアルバム『PRIDE』のオープニング曲。
穏やかでおおらかな雰囲気に包まれたドストレートなラブソングです。
ASKAさん的文学的言い回しをできるだけ排除して素直な心情を真っすぐに表現することを狙ったんだと感じます。
『モーニングムーン』以降大ヒットの出ない時期の最終盤のシングル曲。
いいものはいいと大衆に気付かせるまであともう少し。
27
迷宮のReplicant
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司
Album:『ENERGY』(1988.11.21/11th)
Ballad Best Album:『THE STORY of BALLAD』(1990.02.07)
とっても幻想的で神秘的な雰囲気のただようスローロックナンバー。
セピア色の映像をもや立ちめる睡魔の中で見ているような錯覚におちいります。
幻の世界の中で繰り広げられる詞の世界がとても素敵で、特に「僕がもしも死んだら誰かの夢が朝になったと思えばいい」っていう極めつけのフレーズに心が持っていかれます。
曲調もとてもロマンティックでASKAさんのソングライティングの凄さを感じないではいられません。
26
モーニングムーン
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:佐藤準
single:『モーニングムーン』(1986.02.05/14th)
Album:『TURNING POINT』(1986.04.21/7th)
Best Album:『SUPER BEST』(1987.03.05)
Best Album:『SUPER BEST Ⅱ』(1992.03.25)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
『万里の河』以来のヒット曲としてそしてチャゲ&飛鳥の新たなフェーズのスタートとして世に放たれた楽曲。
デビュー当時のフォーク路線から完全に脱却だっきゃくし派手で豪華なシンセサウンド盛り沢山のインパクトを見せ付けました。
「朝の月」というタイトルも「真夏のサンタクロース」,「モノクロームの虹」,「やさしい悪魔」などのようにキャッチーでありつつ真正面の情景から矛盾するものして独特の世界観をかもし出しています。
CHAGEさんもこの曲からサングラスをかけ装いを新たにしてまさにチャゲ&飛鳥のターニングポイントの楽曲となりました。
25
万里の河
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:瀬尾十三
single:『万里の河』(1980.09.25/3rd)
Album:『熱風』(1981.02.25/2nd)
Live Album:『ライブ・イン田園コロシアム~The夏祭り’81』(1981.09.10)
Best Album:『Standing Ovation』(1985.12.05)
Best Album:『SUPER BEST』(1987.03.05)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
デビューシングル『ひとり咲き』のスマッシュヒットに続く大ヒット曲となった名曲『万里ばんりの河』。
映像が手に取るように広がる優しい歌詞とメロディーに親しみやすさと心地よさがいっぱい詰まっています。
飛鳥さんの一途で真っ白な歌声にチャゲさんの重ねるハーモニーが切なさとはかなさの色を混ぜ合わせるようなそんな2人の歌声の解け具合がとても美しくして心にみて来ます。
24
港に潜んだ潜水艇 (STAMP Version)
作詞:ASKA/作曲:CHAGE・村上啓介/編曲:村上啓介
Self-cover Album:『STAMP』(2002.11.20)
Album:『CODE NAME.2 SISTER MOON』(1996.04.22)
ギターサウンド炸裂さくれつのロックテイスト満載な超パワーソング。
作詞がASKAさんで作曲がCHAGEさんという共作品。
アルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』ではASKAさんがメインボーカルを取っていたものをセルフカバーアルバム『STAMP』では今度はCHAGEさんがメインボーカルを取るという一粒で二度味わうことのできるレアな楽曲。
おごそかで包容力のあるASKAさんのボーカルも凄い迫力ですが、繊細で真っすぐなCHAGEさんのボーカルの方が切迫感がより強く感じれられて迫力が共鳴をともなって伝わって来るように感じます。
23
青春の鼓動
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:村上啓介
Album:『CODE NAME.2 SISTER MOON』(1996.04.22)
メインボーカルとそれを追いかけるコーラスの掛け合いがとってもキャッチーで可愛らしいメローロックナンバー。
歌詞の世界も青春真っ盛りの学生生活の描写がとても身近で瑞々みずみずしく思わず笑みがこぼれて来て幸せな気持ちになります。
夕暮れ時を「マーマレードの空がジャムに変わる頃」ってするたとええ方がたまらなく大好きです。
ワクワク感やウキウキ感を演出しているハーモニカの音色もこの楽曲のクオリティーをこれ以上のないものに高めています。
22
Something There
作詞:飛鳥涼(英訳詞:CHARLIE MIDNIGHT)/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・松本晃彦
single:『Something There』(1995.05.10/37th)
Album:『Code Name.1 Brother Sun』(1995.06.28/17th)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Best Album:『CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A』(2009.02.04)
前編英語詞のスローロックナンバー。
楽曲の完成度は非常に高く、おごそかなイントロは扉の向こうの広大な異世界へと我々をいざない、サビへと至る展開は張り詰めた緊張と鬱屈うっくつした気持ちを解き放ちます。
ASKAさんの伸びのある歌声が英語にもぴったり合ってさらに伸びと奥行を感じさせ、CHAGEさんのコーラスも余白を埋め尽くして高揚感をこれ以上ない程に高めています。
重厚なサウンドと共にダイナミックな世界観をつむぐ歌詞も比較的分かりやすくて何度聴いても聴き飽きることのない味わいがあります。
21
ひとり咲き
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:瀬尾十三
single:『ひとり咲き』(1979.08.25/1st)
Album:『風舞』(1980.04.25/1st)
Live Album:『ライブ・イン田園コロシアム~The夏祭り’81』(1981.09.10)
Live Album:『1983.9.30 CHAGE&ASUKA LIVE IN YOYOGI STADIUM』(1983.11.16)
Best Album:『Standing Ovation』(1985.12.05)
Best Album:『SUPER BEST』(1987.03.05)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
記念すべきチャゲ&飛鳥のデビュー曲。
失恋をした女性の心情を折々おりおりの花の姿に例えながら切々と歌うラブバラード。
泣きのエレキギターも印象的ですが、フォーク調の旋律の中に演歌のかおりがするのは主人公の「あたい」という一人称が情念のようなものを吐き出しているように感じさせるからでしょうか。
馴染みやすい歌詞とメロディーに熱いボーカルとコーラス。
始まるとすぐにいい曲だと分からせる力があります。

続きまして20位~11です。

20
作詞:松井五郎/作曲:チャゲ/編曲:瀬尾十三
Album:『熱風』(1981.02.25/2nd)
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Live Album:『ライブ・イン田園コロシアム 完全収録盤』(2009.10.21)
初期の隠れた名曲No.1と言えるのでしょうか。
離れ離れとなった男女間の手紙のり取りを通してつづる女性の心情を歌うバラード。
チャゲさんの歌声がこのひた向きで悲し気な女性の声に非常に合っていてこれ以上ない感動を与えています。
歌詞の意味をつつましくもあらわに表しているタイトルの「嘘」。
最後の独白の場面に至っては胸の痛みが止まらなくなります。
これ以降もアルバム『PRIDE』でのリアレンジ版やソロワークでも歌われているようにCHAGEさんにとっての大切な歌。
中でも『MTV UNPLUGGED LIVE』での歌唱は余計なものが削ぎ落されたシンプルで素直なアレンジで澄み渡るCHAGEさんの歌声に主人公の心情がそのまま重なっているようです。
19
なぜに君は帰らない
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司
Album:『RED HILL』(1993.10.10/16th)
single:『なぜに君は帰らない』(1993.11.19/34th)
Best Album:『CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A』(2009.02.04)
とってもかっこよくてキャッチーなミディアムロックナンバー。
ASKAさんの歌唱力がこれ以上ない程に発揮されその威力にただただ圧倒されます。
収録アルバム『RED HILL』ではオープニングの『夜明けは沈黙のなかへ』から途切れなく続き二部構成のように重厚な静寂からの解放が演出されています。
2番の「いつか負ける日も来る」からの言葉とメロディーの重なり具合はの妙は一際ひときわこの曲の奥行と心地よさをあらわにしています。
18
終章(エピローグ)~追想の主題
作詞:チャゲ・田北憲次/作曲:チャゲ/編曲:瀬尾十三
Album:『風舞』(1980.04.25/1st)
Live Album:『ライブ・イン田園コロシアム~The夏祭り’81』(1981.09.10)
Live Album:『1983.9.30 CHAGE&ASUKA LIVE IN YOYOGI STADIUM』(1983.11.16)
Best Album:『Standing Ovation』(1985.12.05)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
Self-cover Album:『STAMP』(2002.11.20)
初期の代表曲No.1バラード『終章(エピローグ)』。
その後もCHAGE and ASKAのキャリアからCHAGEさんのソロワークに至る長きに渡る年月の間もずっと歌われて来た名曲。
おそらくCHAGEさんの収録音源やステージなどで披露された歌唱回数は一番なのではないでしょうか。
それほどまでにこの曲を大切にされて来たCHAGEさん。
その優しくて透き通る綺麗な声が尚更その歌の世界観をより深く貴いものとしてこの曲に何物にも代えがたい命を授けて来たのでしょう。
ASKAさんのコーラスでの下のパートから上のパートへと湧き上がる瞬間は感動の最高潮です。
17
RED HILL
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:井上鑑
Album:『RED HILL』(1993.10.10/16th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
大ヒットアルバム『RED HILL』のタイトル曲『RED HILL』。
静かな入りからの重厚かつリズミカルな展開は幻想的でもあり現実的でもある物語の世界へと繰り広げられて行きます。
そしてその先に行くに連れその舞台である赤い丘に吸い込まれるよう。
特に「流れない風の赤い丘、登らない僕を眺める」という丘と主人公の対峙の場面には魂ごと持って行かれそうな錯覚を覚えます。
物語のつむぎ方も曲の構成も余りにも見事で聞き終わっても尚その丘に取り残されたようにさえ感じる程です。
16
BIG TREE
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・澤近泰輔
Album:『TREE』(1991.10.10/14th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
メガヒット『SAY YES』を目玉にして大ヒットとなったアルバム『TREE』。
その最終版・大団円をになう一大ロックバラード『BIG TREE』。
非常にダイナミックで美しいメロディーラインに強くたくましいメッセージがつづられて行きます。
そして終盤の大合唱。
みんなで大きな樹を見上げながらその偉大さと神々こうごうしさを大勢で祝いながら高らかに歌っているようです。
歌詞もメロディーもこれ程までの大きな規模を誇る楽曲に出逢ったことはありません。
奇跡の歌だと思います。
15
天気予報の恋人
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:澤近泰輔
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
Ballad Best Album:『THE STORY of BALLAD』(1990.02.07)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
名盤『PRIDE』収録の大人気ラブバラード『天気予報の恋人』。
メロディーからアレンジから歌詞からコーラス全てが音楽となって聴く度に心を幸せで満たしてくれます。
恋人の想いの確かさを天気予報の確率と同じくらいに当てにならないと突き放しながらもその気持ちのあやふやさを不安がる様子が微笑ましいです。
当時と比べて当たる確率が飛躍的に上がった今となっては天気予報では彼女の気持ちはより確かなものとして図られることになりますね。
今ならどんな物差しがあるでしょうか。JRの時刻表?星占いランキング?考えるだけで楽しくなります。
まさに名曲中の名曲。
14
CRIMSON
作詞:CHAGE/作曲:CHAGE/編曲:村上啓介
single:『if』(1992.07.01/29th)
Album:『GUYS』(1992.11.07/15th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
CHAGEさんの最高峰的超縦ノリ横ノリロックナンバー。
炸裂さくれつギターサウンドと飛切りきらびやかなアレンジがてんこ盛りです。
ソロライブでも何度も取り上げられていてCHAGEさんにとってそしてファンにとっても欠かせない大切な曲なのでしょう。
サビもロックの琴線きんせんを最後に揺るがすキャッチーパワフルセンテンス。
アルバム『GUYS』のアレンジも大好きですが企画アルバム『Yin&Yang』のアレンジもより弾けていて迫力満載で大好きです。
13
can do now
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・十川知司
Album:『Code Name.1 Brother Sun』(1995.06.28/17th)
力強さ満タンのスローロックナンバー。
孤独な男の心にめた決意が痛々しく胸に突き刺さる名曲です。
曲調も歌詞も素晴らしく特にASKAさんのかすれ気味の歌声が主人公の悲哀ひあいをかさ増すようで凄みを感じます。
まぶたが涙の重さに耐えられない」というフレーズは私の最高とっておきフレーズ。
物語の顛末てんまつの描き方が絶品で楽曲としての完成度の高さは随一ずいいちではないでしょうか。
MUSIC VIDEO かっこよすぎ。
12
Knock
作詞:飛鳥涼/作曲:CHAGE/編曲:井上鑑
single:『なぜに君は帰らない』(1993.11.19/34th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
あまり知られてはいないであろうすごくいい雰囲気が際立つソウルフルロックナンバー。
作詞がASKAさんで作曲がCHAGEさんという共作ソングでど頭からメインボーカルのASKAさんのシャウトがうなりを上げています。
アルバム『RED HILL』の時期の曲ですがアルバムの世界観に合わなかったのでしょうね。
こんないい曲なのにアルバム未収録だなんて…。
世捨て人のような退廃たいはい的な人生を歩む男の草臥くたびれ感が描かれていて特に「負けの込んだ生き方じゃ…」の当たりでは否応なく自分自身の人生を重ね合わせてしまいます。
この男がこの先の『can do now』へと続く主人公であってほしい。
ドアを打った先の未来あきらめないで進んで行こうと思う時が来るのですから…。
11
めぐり逢い
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:澤近泰輔
single:『めぐり逢い』(1994.11.16/36th)
Album:『Code Name.1 Brother Sun』(1995.06.28/17th)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
アコースティックサウンドの心地よいシンプルで優しいスローロックバラード。
瞳をうるわす物悲しさ漂う詞の世界に心は静かに脈を打ちます。
「乗り遅れたバスを見送る人を見よう」これも私の大好きなとっておきフレーズ。
また『YAH YAH YAH』でも用いられていたメインボーカルとコーラスが入れ替わるという業はこの曲でもサビのリフレインで登場。
最強デュオCHAGE&ASKAだからこそできる究極的歌唱技術です。
みしめるように何度も何度も聴いています。

10位~4位です。

10
もうすぐだ
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:村上啓介
Album:『CODE NAME.2 SISTER MOON』(1996.04.22)
私の一番好きなアルバム『CODE NAME.2 SISTER MOON』のオープニング曲。
観念的で抽象画風の落ち着きのあるスローロックナンバー。
曲の構成もりに練られられていて歌詞の世界も合わせて完成度は非常に高いものがあります。
アレンジもエレキギターと共にベースがイントロから随所に威力を発揮していて聴き応えは抜群です。
端的たんてきいさぎよいタイトルもすぅーっと腑に落ちる感があります。
「白鳥が次へ向かうのを見た」は私のとっておきフレーズの一つ。
次曲の『青春の鼓動』への影から一気に陽が当たるようなリレーも最高です。
9
On Your Mark
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:澤近泰輔
single:『HEART/NATURAL/On Your Mark』(1994.08.03)
Album:『CODE NAME.2 SISTER MOON』(1996.04.22)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
アルバム『Code Name.1 Brother Sun』から『CODE NAME.2 SISTER MOON』と続く連作の終わりを告げるスローロックナンバー。
おごそかなゴスペルかと見まごう程のイントロから続く神々こうごうしささえ感じさせる威風いふう堂々たる名曲中の名曲。
ダイナミックなサウンドも楽曲の構成も素晴らしい歌唱もすべてが相まってこれ以上ない程の完璧さを見せ付けています。
そしてシリーズの最後の最後にしての「On Your Mark」とその核心となる「そして僕らは」。
これで終わりではなくこれからも未来は続くのだという希望と勇気がき上がっ来ます。
8
SAY YES
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:十川知司
single:『SAY YES』(1991.07.24/27th)
Album:『TREE』(1991.10.10/14th)
Best Album:『SUPER BEST Ⅱ』(1992.03.25)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
Self-cover Album:『STAMP』(2002.11.20)
Best Album:『CHAGE and ASKA VERY BEST NOTHING BUT C&A』(2009.02.04)
前々作『DO YA DO』のリリースによりいよいよ4年ものヒット曲の出ない時期が終わりを告げようとしていた1990年。
大ヒット曲の出現の機はもはや熟し切っていました。
翌1991年に入り1月の『太陽と埃の中で』、3月にはASKAさんのソロ曲『はじまりはいつも雨』。
そしてついに7月に『SAY YES』。
大ヒットドラマの主題歌ということもあってオリコン13週連続1位,売り上げ288万枚という空前絶後ののメガヒット曲となり、CHAGE&ASKAは一気にスターダムへと駆け上がったのでした。
静寂を突き破るようなインパクトのあるイントロの第一音からのピアノの旋律。
洗練された歌声とコーラスがさらなる優しいメロディーをつむぎそしてよどみなく流れて行く世界はもはやロックの領域を遥かに超えた芸術作品としての格調に詰まっていました。
「言葉は心を超えない』は極め付けの絶品フレーズ。
いつまでもせることのない輝きを放ち耐えることのない美しさをこの歌は宿し続けることでしょう。
7
WALK
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・BLACK EYES
single:『WALK』(1989.03.08/23th)
single:『WALK』(1992.03.25)
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
Ballad Best Album:『THE STORY of BALLAD』(1990.02.07)
Best Album:『SUPER BEST Ⅱ』(1992.03.25)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
Self-cover Album:『STAMP』(2002.11.20)
只管ひたすら高い歌唱力がいるであろう究極のスローロックバラードの頂点的楽曲。
名盤『PRIDE』の品格と美しさを引き立てる名曲中の名曲、大曲にして神曲、です。
歌の世界もASKAさんならではの観念的で抽象画的色彩に満ち、それでいながらサビでは一転して素直な気持ちをストレートに表現しようとするような言葉のタッチの対比がとっても面白く感じられます。
そして落ち着いたメロディーの後押しをになおうとするアレンジもまたサビではしっかりとその爪痕つめあとを残そうとして自我を見せる当たりは人間っぽい理屈と感情の起伏きふくが見えるようでいとおかしです。
飛切り素敵なフレーズ「どんな薔薇をんでたのか僕の夢は」。胸の痛みはとげのせい。
6
MOON LIGHT BLUES
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:瀬尾十三
single:『MOON LIGHT BLUES』(1984.02.22)
Album:『INSIDE』(1984.03.25/5th)
Best Album:『Standing Ovation』(1985.12.05)
Best Album:『SUPER BEST』(1987.03.05)
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
ASKAさんの歌唱力を存分に堪能たんのうできるスローラブバラードの傑作。
それまでのフォーク路線からの脱却だっきゃくを図りながら新たな世界への扉を開けた分岐ぶんき点とも言える楽曲。
男女の別れとその最後の夜の心情を女性目線で描く物語には手に取るようにその光景が浮かんで来て今まさに窓辺から月の光が差し込んでいるようです。
歌唱として女性の心情を男性が歌うのではなく、女性の気持ちを女性として歌っているように感じられるのは、ASKAさんの歌声のキーの高さや音域の広さということだけではなく感情の深さとともに声そのものに色気があふれているからではないでしょうか。
そして主人公の情緒の起伏の高低とメロディーの高低とがリンクしている点。
特に「みんなあなたにあげたもの」のところの低音に至る場面では心情の底のピークが音程の低さと共鳴しているように感じます。
高音で心情の高ぶりは表現しやすくても低音でその底のピークを表現するのは極めて難しいことなのではないでしょうか。
だからこそあらがうのを止めて別れを冷静に受け入れた時の気丈な立ち居振る舞いに共鳴してしまうのです。
5
男と女(Live)
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・十川知司
single:『太陽と埃の中で』(1991.01.30/26th)
Album:『黄昏の騎士』(1982.02.14/3rd)
Best Album:『Standing Ovation』(1985.12.05)
Best Album:『SUPER BEST』(1987.03.05)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
初期のラブソングの神曲。
元々はフォーク調に仕上げられていたものをピアノの音色を基調としたよりスローなバラードに仕立て直されたライブ盤。
『MTV UNPLUGGED LIVE』でも披露されたこのアレンジはこの楽曲の放つ美しさしさと貴さをより素晴らしいものへと昇華させました。
ASKAさんの深くて温かい歌声にCHAGEさんの繊細で優しいハーモニーが重なり溶け合っていく様には心を奪われます。
特にサビでのCHAGEさんのコーラスの入り方。
「あなたの愛をもっと温もりをもっと…」の頭からではなく途中の「…温もりを」のところからの入り。
それはまさにCHAGEさんならではのコーラスワークの妙。
そして声は出さずに口ずさむことで準備するという助走の付け方にはプロとしての余りある丁寧さと誠実さを垣間見る思いがします。
歌の世界とメロディーの素晴らしさと共に歌う所作にも素晴らしさを感じさせられるのです。
4
no no darlin’
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:村上啓介・Jess Bailey
single:『no no darlin’』(1992.10.10/30th)
Album:『GUYS』(1992.11.07/15th)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
何という美しいバラードなんでしょう。
歌詞の世界とメロディーの素晴らしさもと共にASKAさんとCHAGEさんの歌唱パフォーマンスの素晴らしさの行き付いた最高峰的傑作だと思います。
特筆すべきはサビパートでのでASKAさんのリードとCHAGEさんのコーラスが入れ替わるところ。
こんなサビ部分で入れ替わるだなんてこれはもう二人にしかできない業として驚愕きょうがくの念を禁じ得ません。
また間奏部においてのコーラスの変化をつけるところも絶妙。
「いつかは幸せいくらでもあげるよ」は超絶最高フレーズ。
何から何まで完璧すぎて楽曲自体に命があって楽曲自身が歌いながら微笑んでいるように感じます。

BEST 3 です。

3
NとLの野球帽
作詞:CHAGE/作曲:CHAGE/編曲:重実徹
single:『river』(1996.02.09/38th)
Album:『CODE NAME.2 SISTER MOON』(1996.04.22)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
ソロとなってからもCHAGEさんのステージで何度も披露されて来た大人気アコースティックソウルフルロックナンバー。
「NとL」とは西鉄ライオンズとそのキャップの意匠。
1950年代に大阪の南海ホークスとパリーグの覇権はけんを競い合った福岡を本拠地としたプロ野球チームで、特に1956年-1958年の3年連続パリーグ優勝と日本シリーズでの読売ジャイアンツを下しての3年連続日本一は今も伝説。
その時に大車輪の活躍をしたのが鉄腕と異名された大投手稲尾和久いなおかずひさ
「神様、仏様、稲尾様」と賞賛された大投手も1969年で引退。
福岡県北九州市で生まれ育ったCHAGE少年11歳がその頃見たものとは…感じたこととは…。
野球少年から音楽少年へと成長する中で変わって行った1969年という年の観念と意義。
その年はThe Beatles最後のアルバム『Abby Road』がリリースされロックのスピリットが失われたとも言われた年。
野球とロックが交錯する1969年を舞台にした『NとLの野球帽』にはCHAGE少年が走り回っていた工場裏のグランドがありお兄ちゃんのお下がりのユニホーム姿にカメラを向けシャッターを押す不器用なお父さんと心配そうなお母さんの姿が。
そんな昭和の原風景を歌ったこの歌を私は心から愛して止みません。
2
GUYS
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:村上啓介
Album:『GUYS』(1992.11.07/15th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
アルバム『GUYS』のタイトルナンバー『GUYS』。
ダイナミックでドラマティックの一大組曲として聴く者を飽きさせることになく展開されるまさに巨大遊園地的楽曲。
様々な仕掛けと幾多の構成と展開、多彩なアレンジとストレートで力強いボーカルと絶妙なコーラスの掛け合い、「金儲けはカードでやると決めている」や「燃える太陽狙撃できると信じてる」など独特の世界観。
そして駄目押しのアウトロの歌詞にはない散文詩のメロディーと歌唱。
最初から最後まで気を抜くことはできない恵みと楽しさと素晴らしさに満ち満ちた唯一無二のロックナンバーの頂点です。
1
PRIDE
作詞:飛鳥涼/作曲:飛鳥涼/編曲:飛鳥涼・十川知司
Album:『PRIDE』(1989.08.25/12th)
Best Album:『Yin&Yang』(1994.08.25)
Live Album:『MTV UNPLUGGED LIVE』(1996.10.07)
Best Album:『CHAGE&ASKA VERY BEST ROLL OVER 20th』(1999.12.16)
私のCHAGE and ASKA No.1は『PRIDE』です。
10周年を記念して制作され大ヒットしたアルバム『PRIDE』のタイトル曲でスローな展開の中にも自らの弱さと向き合いながら別れや苦悩に立ち向かう力強さに溢れたこの曲に心を奪われてしまいました。
ピアノの鍵盤から生まれる旋律と熱を帯びた歌声でしぼられるようにつづられる詞の世界にいつもいつも自分自身を重ねずにはいられません。
そして歌いながらいつも自然と涙が落ちるのです。
「抱きしめ損ねた恋や夢や」は私の最愛フレーズ。
ASKAさんのソロでもシングルとして発表された大切な歌。
バラードの頂点にして最高峰。
いつまでも心がかなでているでしょう。

まとめ

No.SongYear
1PRIDE1989
2GUYS1992
3NとLの野球帽1996
4no no darlin’1992
5男と女(Live)1991
6MOON LIGHT BLUES1984
7WALK1989
8SAY YES1991
9On Your Mark1994
10もうすぐだ1996
11めぐり逢い1994
12Knock1993
13can do now1995
14CRIMSON1992
15天気予報の恋人1989
16BIG TREE1991
17RED HILL1993
18終章(エピローグ)~追想の主題1980
19なぜに君は帰らない1993
201981
21ひとり咲き1979
22Something There1995
23青春の鼓動1996
24港に潜んだ潜水艇 (STAMP Version)2002
25万里の河1980
26モーニングムーン1986
27迷宮のReplicant1988
28LOVE SONG1989
29YELLOW MEN1990
30if (single version)1992

ending..

いかがでしたか?
大好きな曲が多過ぎて30曲に絞り込むの大変でした。
まさか『YAH YAH YAH』と『僕はこの瞳で嘘をつく』を外すことになるとは…。
また『太陽と埃の中で』『You are free』『NO PAIN NO GAIN』『群れ』『冬の夜』『I am a singer』も大好きなのに圏外となってしまいました。

そして今回改めて、ASKAさんの歌唱力とソングライティング力の威力が際立つ一方、CHAGEさんも極めて高い歌唱力と卓越したソングライティング力を誇る素晴らしい歌手であると感服しました。

今回はこれで終わりですが、これで終わりません。
この勢いのままに次回、CHAGE and ASKAさんの特集第2弾
<CHAGEさんとASKAさんのソロのそれぞれの MY BEST 10×2>をお届けします!

今回もお付き合いいただきありがとうございました。
それでは御機嫌よう。さようなら。

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