- イントロダクション
- 「The Beatles」とは・・・
- アルバム紹介・・・
- 『Please Please Me』(1963.5.22)
- 『With The Beatles』(1963.11.22)
- 『A Hard Day’s Night』(1964.07.10)
- 『Beatles for Sale』(1964.12.04)
- 『Help!』(1965.08.06)
- 『Rubber Soul』(1965.12.03)
- 『Revolver』(1966.08.05)
- 『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(1967.06.01)
- 『Magical Mystery Tour』(1967.11.27)
- 『The Beatles(White Album)』(1968.11.22)
- 『Yellow Submarine』(1969.01.13)
- 『Abbey Road』(1969.09.26)
- 『Let It Be』(1970.05.08)
- ベスト盤『赤盤』と『青盤』
- mitsuru..からの提案
- エンディング
イントロダクション
おはようございます。おはようございます。mitsuru..です。
54歳 犬好きのギター少年です。
今回は音楽、その中でも洋楽のロックについてお話させていただきたいと思います。
突然ですが、「The Beatles」はご存じですか?
『名前だけ聞いたことがある。』『有名な曲だけ知っている。』『もちろん!大好き!』『バンドでコピーしたことがある。』『アルバムを全部持っている。』など、いろいろな方がいると思いますが、
あなたは、どのような感じですか?
もしあなたがあまり知らない初心者で、そしてこれから「The Beatles」を知りたい!とお思いであるなら、そのきっかけになれるようにと、『「The Beatles」の魅惑の旅:初心者のためのアルバム聴き順ガイド』と銘打って、記事をかいてみました。
いざ、Beatlesを聴こう!と思い立っても、どのようにして楽曲を聴いて行けばいいのか、とっても広い荒野に入っていくようで、迷うのではないかと思います。
はたまた、『デビューしてからのアルバムを発表順に聞いて行けばいいのでは?』とお思いになるかも知れません。
でも、初心者だからこそ、初心者にしか味わえない絶妙なアルバムアプローチがあると思うんです。
おせっかいかも分かりませんが、私なりの提案をさせてください。
「The Beatles」とは・・・
まずは、バンドとメンバーの紹介をざっくりと。
- 「The Beatles」・・・
イギリス・イングランドの港湾都市リヴァプールで産声を上げ、1962年レコードデビュー。
瞬く間に世界を席巻した4人組ロックバンド。
1970年の解散まで数々の記録や金字塔を打ち立てた20世紀最大のロックのトップランナー。
その画期的で革命的な活動の数々は、ありとあらゆる文化や芸術に影響を与え、現在に至るまでその人気は衰えることなく、世界中の人々に愛され続けています。
- メンバー・・・
John Lennon(1940-1980):ボーカル・リズムギター担当。(一番右)
Paul McCartney(1942-):ボーカル・ベースギター・ピアetc.担当。(右から2番目)
George Harrison(1943-2001):ボーカル・リードギターetc.担当。(一番左)
Ringo Starr(1940-):ドラムス・ボーカル担当(左から2番目)
アルバム紹介・・・
まず、英国盤公式アルバムをデビューから発表された順に網羅していきたいと思います。
『Please Please Me』(1963.5.22)
記念すべきデビューアルバム。エネルギッシュな演奏とキャッチーなメロディが光る作品です。
全英アルバムチャート30週連続1位を記録。
デビューシングル『Love Me Do』やカバー曲『Twist And Shout』などが収められています。
★ちょっと一息①★
『Twist And Shout』をビートルズのオリジナル曲と思っている方も多いかも。
原曲は、Isley Brothers(=1954年から活動しているアメリカの3人組のボーカル・グループ)。
1962年に『Twist & Shout』を発表
★ちょっと一息★②
このアルバムに収録されている『Love Me Do』はRingo Starrがドラムを担当していない!?
Ringoがが正式メンバーになるかならないかのこの時期に、他のドラマーによってレコーディングされたバージョンがあります。聴き比べたら楽しそう。
➀ピート・ベスト Ver.・・・
ビートルズ結成~無名時代にドラムを担当していたメンバー。
コンピレーション・アルバム『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』(1995)に収録
②アンディ・ホワイトVer.・・・
リンゴ・スターの代役でドラムを演奏
1stアルバム『Please Please Me』(1963),『The Beatles/1962-1966』(1973)に収録
そうです。このアルバムの『Love Me Do』ではリンゴはドラムを叩いていないのです。
③リンゴ・スターver.・・・
コンピレーション・アルバム『Past Masters Vol.1』(1988)に収録
『With The Beatles』(1963.11.22)
30週連続で第1位を獲得していた前作『プリーズ・プリーズ・ミー』を抜いて第1位を獲得。
初期のロックンロールの名盤の一つで、ポップでキャッチーな楽曲が揃っています。
『All My Loving』やカバー曲『Please Mister Postman』,『Roll Over Beethoven』などが収められています。
ハーフシャドウという画期的な手法が用いられたアルバムジャケットも秀逸。
『A Hard Day’s Night』(1964.07.10)
同名映画のサウンドトラックアルバム。
メロディアスでキャッチーな楽曲が集められています。
元気な『Can’t Buy Me Love』や『A Hard Day’s Night』,『You Can’t Do That』は必聴です。
『Beatles for Sale』(1964.12.04)
アメリカで旋風を巻き起こしているさ中のクリスマス商戦に合わせて制作された作品。
アルバム全体のトーンはややメランコリック。
カバー曲『Rock And Roll Music』,『Mr.Moonlight』は有名です。
『Help!』(1965.08.06)
彼らの若々しいエネルギーが溢れる同名映画のサウンドトラックアルバム。
タイトル曲『Help!』や『Ticket to Ride』が名曲です。
ポールの『Yesterday』はもはやスタンダード中のスタンダード。
『Rubber Soul』(1965.12.03)
ビートルズのキャリアにおいて転換点となる重要なアルバム。
バンドとしての成熟さを増し、アイドルからアーティストへと音楽性が大きく変化+進化し、ビーチボーイズなど他のアーティストへ多大な影響を与えました。
フォークやロックンロールの要素が見られ、『Drive My Car』や『Norwegian Wood』,名曲中の名曲『In My Life』などが収められています。
『Revolver』(1966.08.05)
来日公演が行われた直後に発表。
ライブバンドからレコードミュージシャンへ飛躍的な発展を遂げた革命的なアルバムです。
サイケデリックな実験とポップなメロディの融合が魅力的。
ジョン・ポール・ジョージのパワーバランスが絶妙で、アルバム全体の統一感と緊迫感を押し上げています。
『Yellow Submarine』や『Here, There and Everywhere』,『Eleanor Rigby』などの名曲の他、
ラストの『Tomorrow Never Knows』は究極のサイケデリックな楽曲。
このレコードレジャケットもアート性の極め高いものとなっています。
★ちょっと一息★③
ビートルズ来日公演の前座に出演した歌手って誰?
⇒尾藤イサオ、内田裕也、ジャッキー吉川とブルーコメッツ、ザ・ドリフターズなどの一流ミュージシャン。
余談ですが、志村けんさんも公演を見た一人。
前座のドリフターズを見て弟子入りを決意したというのは、都市伝説。
志村さんは、ドリフターズが出演していない日の公演を見たとのことでした。
『Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band』(1967.06.01)
ロックの金字塔と絶賛される彼らの最も画期的で壮大なアルバム。
サイケデリックなサウンドとリッチな編曲が素晴らしく、世界中の音楽ファンに愛されています。
ロック史上初のコンセプトアルバムとして評価され、レコードジャケットも斬新でアルバム全体のコンセプトを強調しています。
最後の『A Day In The Life』はファンの間で好きな楽曲1位に選ばれる程の名曲です。
この曲で壮大なエンディングを迎えます。オーケストラによるクライマックスは圧巻です。
『Magical Mystery Tour』(1967.11.27)
英国盤公式オリジナル・アルバムに準ずる扱いを受けている米国編集版。
『All You Need Is Love』は壮大なラブソングの傑作。
『Strawberry Fields Forever』,『Penny Lane』は郷愁溢れる名曲です。
『The Beatles(White Album)』(1968.11.22)
多様な楽曲が詰め込まれたダブルアルバムで、ロックからフォーク、ブルースまで幅広いジャンルを楽しめます。
この頃からバンド内の対立や緊張が高まり、レコーディングもメンバー各自で行うようになり、
アルバムの統一感にも影響を及ぼすこことなりました。
しかし、逆にメンバー一人一人の力が粒立った名曲の集合体という評価もされています。
白一色にThe Beatlesの印字だけのデザインのジャケットから通称『ホワイトアルバム』と呼ばれています。
『Yellow Submarine』(1969.01.13)
アニメ映画『Yellow Submarine』のサウンドトラック。
B面にはジョージ・マーティンによって作曲されたオーケストラの曲が収録されています。
アルバムとしての人気は低いかも。
『Abbey Road』(1969.09.26)
最後のスタジオ録音アルバム。
バンドの解散ももはや避けられなくなったさ中、最後の輝きを放ちます。
楽曲の質の高さとバラエティの豊かさ、冒頭から終焉に至るまでの楽曲の流れは見事というしかありません。
その中でも特にメドレー形式のサイドB面は圧巻です。また、『Something』と『Here Comes The Sun』という名曲を生み出したジョージの大活躍も光ります。
メンバー4人がアビーロードスタジオ前の横断歩道を渡るジャケットも、観光客がこぞって真似をする程超有名。
もう完璧という他ありません。
『Let It Be』(1970.05.08)
解散の後に発表されたアルバム。
『Get Back』とはならず、そのキャリアの終わりを象徴する名曲中の名曲『Let It Be』は涙なしには聴けません。
『Across The Universe』,『The Long And Winding Road』も必聴です。
★ちょっと一息★④
『Let It Be』の間奏のギターソロはいくつある?
George Harrisonによるギターソロには様々なバージョンがあるのをご存じでしょうか?
➀Album ver.
②Single ver.・・・コンピレーションアルバム「ザ・ビートルズ1」(2000年)に収録
③Naked ver.・・・リミックス・アルバム「LET IT BE…NAKED」(2003)に収録
④Anthology ver.・・・コンピレーション・アルバム「The Beatles Anthology 3」に収録
以上4バージョンが私の知っている限りですが、他にもまだあるぞ!!と言うマニアの方もいるでしょう。
ギター少年の私としては、Album ver.が一番かっこよくて好きです。
今度、自分のギターソロを創作してみたいと思います。
ベスト盤『赤盤』と『青盤』
そして<ベスト盤>も紹介。
①『The Beatles/1962-1966』通称「赤盤」
②『The Beatles/1967-1970』通称「青盤」
内訳は、イギリスで発売された全オリジナル・シングルのA面曲(26曲)と、人気が高いアルバム・トラック(28曲)。
「赤盤」がいわゆる初期と中期、「青盤」がいわゆる後期の楽曲を集めています。
mitsuru..からの提案
それでは、私の提案する「The Beatlesのアルバム聴く順番」の発表です。
その前に、大体一般的に考えられるのが、
- ⅰ)『Please Please Me』からリリース順に聞いて行く聴き方・・・
オーソドックスかと思いきや、『Beatles For Sale』から疲れる人も多いかも。
- ⅱ)まずベスト盤の「赤盤」と「青盤」を導入とする聴き方・・・
知っている曲を踏まえながらビートルズに慣れ親しみ、それからオリジナル・アルバムへと入っていく方法。とってもいいと思います。
ですが、私 mitsuru.. が強く推すのが!
- ⅲ)あえてアイドル時代を一っ飛びして、アーティストとしての凄さとアルバムの完成度に浸る聴き方・・・
飛躍的な完成度を増した『Rubber Soul』から入り、中期→後期へと進めて行き、最後に初期に戻るという意表を突くアプローチです。
これはこれから聴き始める初心者の方にしかできない超絶妙な聴き順だと言えます。
もちろん、
- ⅳ)私 mitsuru..がこれまでに紹介した中から、興味のあるアルバムをピックアップして聴く
という入り方を選んでいただいても全然O.K.です。
エンディング
いかがでしたか?
今回は、“「The Beatles」の魅惑の旅” に参加していただき誠にありがとうございました。
初心者の方が「The Beatles」を聴き始める一つのきっかけになればとってもうれしいです。
彼らの音楽は何度聴いても飽きない魅力があります。
よかったら、これからも「The Beatles」の音楽の旅を楽しんでくださいね。
私も今宵はアルバムを何か選んで聴いてみようと思います。
おやすみなさい・・・
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